ワクチンを打ったらテレワークor出勤? 今後の働き方の希望を調査
LASSICが運営する「場所に依存しない働き方」を推進・支援するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は、新型コロナワクチン接種後(流行終息後)の働き方に関するアンケート調査を実施しました。
新型コロナウィルス流行後、国内でも「働き方」の多様化が進みました。しかし、緊急事態宣言が解除され、ワクチン摂取が進んでいる中、今後の働き方はどのように変化していくのでしょうか。
そこで今回は、テレワーカーを対象に新型コロナワクチン接種後(流行終息後)に希望する働き方や、勤務先の方針についてアンケートを実施しました。
はじめに、テレワーク頻度について調査した2020年9月と2021年8月のアンケート結果を比較します。まず、2020年9月の調査では「完全テレワーク」と回答した割合は約15%でした。
一方、2021年8月に実施した調査では、「完全テレワーク」の割合が男性28.1%、女性は34.2%にのぼり、この1年間で男女ともに完全テレワークで働く割合が約2倍に増えていることが分かります。
続いて、新型コロナワクチン接種後(流行終息後)の働き方についてアンケートを実施したところ、回答者が希望する働き方として最も多かった回答は「完全テレワーク」で、男女ともに3割を超えました。
一方、「完全オフィスワーク」を希望する方は全体の5%程度にとどまり、9割以上がワクチン接種後(流行終息後)もテレワークの継続を希望する結果となりました。
この結果に対し、勤務先の今後の方針に関するアンケートでは、こちらも「完全オフィスワーク」の意向を示しているのは1割程度にとどまり、約7割の企業や組織がオフィスワークとテレワークを組み合わせた「ハイブリッド勤務」を検討していることが分かりました。
今回の調査では、この1年間で「完全テレワーク」実施の割合は2倍に増加し、新型コロナワクチン接種後(流行終息後)もテレワークを継続するかたちでオフィスワークとの「ハイブリッド勤務」が主流となる見込みであることが明らかとなりました。
コロナ禍を機にテレワークを経験した人、そして導入した企業や組織のそれぞれがテレワークの有用性を体感したことで、こうした動きが見られたようです。
今後も多様な働き方の1つとして定着の動きが高まりそうなテレワークですが、これまでの働き方を振り返って、どのような働き方が自分に合っているのか、一度検討してみてはいかがでしょうか。
調査概要
新型コロナワクチン接種後(流行終息後)の働き方に関するアンケート
調査対象:全国20〜65歳のテレワーク・リモートワークを経験したワーキングパーソン男女
有効回答:1,035名
調査期間:2021年8月30日~8月31日
調査方法:インターネット調査
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2021年10月12日に公開されたものです