お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

恥ずかしい! 実家でのWeb会議が憂うつだと感じた時の対処法

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「実家でのWeb会議が憂うつ」とのお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

実家でのWeb会議が憂うつ……。

私は金銭的に一人暮らしができないため、実家暮らしをしています。ただ、在宅勤務の時にWeb会議に参加すると、背景に映り込む実家感で「実家なんですか?」と聞かれることが多くなんだか恥ずかしい気持ちになります。

しかも、たまに両親が映り込んでしまったり、声が入ってしまったりと、Web会議が憂うつで仕方ありません。何か解決策はあるのでしょうか?

 

なるほど……。たぶん、手っ取り早いのはWeb会議用の背景を使うことだと思います。最近は、背景画像を無料で提供しているサイトがいろいろありますよね。

ただ、1つ疑問なのですが、そもそも実家感が出ることを恥ずかしく思う必要はないのでは?

たぶん、「実家なんですか?」と聞いてきた人もネガティブな意味で言ったわけじゃないと思うんですよね。むしろ、ちょっとホッコリしているんじゃないかと。

頻繁にWeb会議をする友人にも聞いてみたところ、「『ママ―』と子どもの声が聞こえてきたりするよ。ちょっとなごむよね」と言っていました。

そこから、「(お子さんの)お片づけ終わった?」「終わった終わった(笑)」といった会話が発生したりもするそうです。疲れがちな会議でも、こういう会話があると一気にリラックスした空気が流れますよね。

自分の場合は子どもではなく親なので……と思うかもしれませんが、空気をなごませるという点では同じではないかと。

それでも嫌なんです、という場合は、もっと根本的なところに原因があるのかも。もしかしたら、一人暮らしがしたいのにできていない、ということを不甲斐なく感じていたりしませんか?

だとしたら、なおのこと、両親が映るのが恥ずかしいと思うのはご両親が気の毒な気がしますが……気持ちは分かります。みんな一人暮らしなのに自分は……と思ってしまいますよね。

金銭的に一人暮らしができない、とのことですが、たぶん、あなたのご両親は優しいんだと思います。親を窮屈に感じたら、人は実家から出ていくものです。すぐには無理でも、いずれ出ていけるようになるために、お金をためるなり転職するなり何かしら画策するはず。

既にやってます、ということであれば、いずれ一人暮らしをする時までは、Web会議用の背景を使うなどして乗り切りましょ!

いや、別に今の生活をやめたいわけではないので……という場合は、いっそ、実家最高! 私は恵まれてる! くらいの気持ちになった方が楽になれると思います。

Web会議で両親が映ったり声が入ったりした時は、「すみません!」と明るく謝れば、あとは気にしなくて大丈夫。もちろんWeb会議用の背景を使うのも良いですし。

複数のケースを勝手に想像して解決策を提案しましたが、いずれにせよ恥ずかしく感じる必要はないし、もし本気で恥ずかしいのであれば、自分はどうなりたいのか、改めて内側を見つめてみるといいかも。未来のあなたは「そんなこともあったなぁ」と懐かしく感じると思いますよ!

Point.

・手っ取り早い解決法は、Web会議用の背景画像を使うこと
・とはいえ、家族の姿や声は参加者をなごませるので気にしなくてOK
・それでも恥ずかしいと感じる場合は、何か根本的な原因があるのかも
・今、自分を見つめれば、この悩みもいずれ懐かしく感じるはず

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2021年09月24日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

この著者の記事一覧 

SHARE