恐ろしい結末。映画『わたとな』に描かれた不倫の代償
今注目の映画を、マイナビウーマン読者アンバサダー「はたらくmuse」が鑑賞! 等身大の働く女性ならではの映画レビューをお届けします。
今回レビューする映画は、2021年9月10日(金)公開の映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』。
物語は、黒木華さん演じる漫画家の佐和子がある日突然、「不倫」を題材に新作漫画を描くと言い出すところから動き出します。
その新作漫画に描かれたのは、柄本佑さん演じる夫・俊夫と担当編集者・千佳とのリアルな不倫現場。不倫をしていた俊夫は、佐和子にバレたかもしれないと精神的に追い詰められます。
さらに漫画の物語は、佐和子が自動車教習所の先生と恋へ発展。そんな物語に恐怖と嫉妬に震える俊夫は、やがて現実と漫画の境界があいまいになってしまいます。
漫画家夫婦のウソとホンネが交錯するスリリングな心理戦が描かれた注目の作品。
この映画を一足先に鑑賞した、マイナビウーマン読者アンバサダー「はたらくmuse」の2人に感想コメントをいただきました!
はたらくmuse×『先生、私の隣に座っていただけませんか?』レビュー
宮本さえさん(サービス系販売職/29歳/@saetime_38)
自信を持っておすすめできる傑作
「面白い‼」
見終わった後つい声に出してしまうほどの爽快感! ニヤニヤとヒヤヒヤが止まらない、新しい感覚の映画です。
冒頭からどこか不穏な空気が漂う劇中に一瞬で引き込まれます。ラストは、「ハッピーエンドなの⁉ それとも⁉」と、一瞬も目が離せないあっという間の2時間でした。
言葉数の多くない佐和子のミステリアスな雰囲気漂う演技には脱帽です。気持ちよくだまされてしまいます。
俊夫の行動にはクスッと笑えるシーンもあり、妻の不倫を疑う姿がなんともリアルでかわいらしくも思えてきちゃいます。
見終わった後は「不倫映画」という最初のイメージはガラッと変わり、アクションムービーを見た後のような、どこかスカッとした爽快感に似たものがありました。
「不倫は良くない……」と、改めて感じさせてくれます。夫婦で見ても、カップルで見ても面白い! 2人の絆が深まる映画かもしれません。
小野木沙也加さん(営業職/27歳/@say_aka68)
佐和子に振り回されっぱなしの俊夫の表情にも目が離せない
予告を見て、ずっと気になっていた映画でした。漫画家夫婦ならではの漫画を使った心理戦バトル、何度も言葉巧みに妄想と現実の世界にだまされながら、最後はどんでん返しでした……!
佐和子が描く漫画を使った復讐ラブストーリーは、展開が読めずとにかく結末が気になりそわそわしながら見ていました!
終始、佐和子に振り回されっぱなしの俊夫の表情にも注目です。
不思議なもので、初めは俊夫に感情移入しているのですが、気づいたら佐和子を応援していて、最後の展開にはスカッとしている自分に驚きました!笑
また、佐和子が描く新作漫画のタイトルで、本作のタイトルにもなっている『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の意味は、最後まで見てようやく理解できました。
コメディ×ミステリー×ホラー×サスペンスといったさまざまな要素がバランスよく組み合わさった今までの映画とはひと味違う作品。とても面白かったです!
『先生、私の隣に座っていただけませんか?』
出演:黒木華 柄本佑
脚本・監督:堀江貴大
劇中漫画:アラタアキ、 鳥飼茜
製作:「先生、 私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給・宣伝:ファントム・フィルム
※この記事は2021年09月10日に公開されたものです