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「人を呪わば穴二つ」の意味とは? 由来や類語・正しい使い方を解説

さおり

「人を呪わば穴二つ」の誤用を防ごう! 類語の解説

「人を呪わば穴二つ」は、実は間違った使い方をされやすいことわざでもあります。正しく使い分けるコツは、類語や間違えやすいパターンも併せて知っておくことです。

ここからは、類語や間違えやすい語句を見ていきましょう。

間違って使いやすい「人を呪わば墓二つ」

似たような言葉に「人を呪わば墓二つ」があります。先述した由来から、パッと見ると同様の意味で使えそうな感じがしますが、誤用なので注意。語源では「墓」自体ではなく「墓穴」を指すため、間違いです。

類語を知ることが正しい使い分けのポイント

つい間違って使いがちな語句は他にもあります。似た意味を持つ語句をご紹介します。

実は「因果応報」は似ているようで違う意味

似た意味を持つ語句に「因果応報」があります。意味は、「人や物事に対して行った良いことも悪いことも、結果として同等のものが自分にも返ってくる」です。

意味を聞くと、「一緒ではないの?」「何か違うの?」と疑問に感じるかもしれませんが、実は少し意味が違います。

「因果応報」における「行い」とは、「良い行動」も「悪い行動」も両方も含まれています。一方、「人を呪わば穴二つ」の指す「行い」とは「悪い行動」のみを指すのです。

正しく使い分けるためにも、混同しないようにそれぞれの意味の違いを知っておきましょう。

同じ意味の語句を紹介

同じ意味を持つ語句を紹介します。いずれも、「他人への悪行は自分にも返ってくる」ことを表したい時に使えます。文章や会話でのボキャブラリーを増やすためにも、知っておくと良いでしょう。

・人を謀れば人に謀らる

「謀る」とは、「人をだましたり、悪事を企んだりすること」です。よってこの言葉は、「人をだましたり陥れようとすると、自分もだまされて損害を受けること」を指します。

・人を呪わば身を呪う

文字通り、「人を呪うと自分の身も呪うこと」を指しています。「人を呪わば穴二つ」と同じですが、より意味をイメージしやすい語句ですね。

・人を憎むは身を憎む

「人を憎み嫌うと、やがて自分自身を憎み嫌うようになる」ことを指します。

英語ではどうやって表現する?

「人を呪わば穴二つ」は、同じ意味を英語でも表現できます。英会話や英作文などで、必要に応じて使ってみましょう。

・He that sows thistles shall reap prickles.

直訳すると、「アザミの種を撒くと、トゲ(棘)を収穫するはめになる」です。アザミは植物の名前で、トゲが多く生える花です。撒いたものは自分で回収するということから、自業自得に近い意味を持ちます。

・Curses, like chickens, come home to roost.

直訳すると、「呪いはひな鳥がねぐらに帰るように、自分に返る」です。呪いをひな鳥に例えて表現しています。

・He that hurts another hurts himself.

直訳すると、「人を傷つけると、自分を傷つけることになる」です。そのままの意味で、比較的、分かりやすい表現ですね。

・Harm set, harm get.

直訳すると、「災いを起こすと、災いに遭うことになる」です。こちらも、シンプルに自分に災難が返ってくることを表しています。

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