1位はメルカリ! みんなが利用する「シェアリングサービス」とは
LINEが運用するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」は、日本全国の13~79歳の男女約2万人を対象に「シェアリング/レンタルサービス」について調査を行いました。
モノやサービスの新しい活用の仕方として、近年増加している「シェアリング/レンタルサービス」。
今回の調査では、そんな「シェアリング/レンタルサービス」について世間の人々がどのように考えているのか、「買う・借りる側」として利用することをメインに、4つの分野(モノ、モビリティ、スキル、空間・場所)ごとに認知や利用状況、利用・非利用の理由などを調査しました。
まず、「シェアリング/レンタルサービス」における分野別の認知について聞いたところ、「モノ」関連のサービスでは、全体の約7割の人が認知している結果となりました。フリマサービスなどの普及によって、身近なものとして浸透しているようです。
次に、実際の利用経験率について調べてみると、認知と同じく「モノ」関連のサービスを利用したことがある人の割合が最も高いという結果になりました。
一方、「モビリティ」や「スキル」「空間・場所」関連のサービスにおいては1割未満となっており、「モノ」関連のサービスに比べると利用経験率は高くない状況です。
しかし、年代別では20~30代の約半数の人が「モノ」関連のサービスを利用した経験があると答えるなど、比較的若い世代には利用が広がっているようです。
次に、「シェアリング/レンタルサービス」の中で「買う・借りる側」として使ったことがあるサービスを聞いたところ、「モノ」関連のサービスとして「メルカリ」が圧倒的な利用経験率で1位となりました。
次いで「ラクマ」が2位にランクインし、TOP2のサービスはフリマサービスとなりました。
3位は「モビリティ」関連のサービスとしてカーシェアリングサービスの「タイムズカー」がランクインしていますが、TOP2と比べると利用している人は少なく、1割以下という結果でした。
最後に「シェアリング/レンタルサービス」の利用意向についての質問では、「利用したい理由」として「価格の安さ」や「利便性」がいずれのサービスでも上位に挙げられていました。
反対に「利用したくない理由」としては「トラブルや弁償への不安」「提供者がどのような人かわからない」といった内容が上位となっており、利用意向なしの人にとっては、こうした抵抗感が利用に至らない原因となっているようです。
モノやサービスの新しい活用法として、「シェアリング/レンタルサービス」は、まずは「モノ」を中心に人々の利用が増加しているようです。
新たな「モノ」の購入の仕方、そして新たな「サービス」のかたちとして、私たちの生活でもよく目にするようになった「シェアリング/レンタルサービス」。
自分は利用してみたいか、そして利用するとしたらどんな分野を利用してみたいか、検討してみてはいかがでしょうか。
調査概要
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の13~79歳の男女
実施時期:2021年6月15日~6月18日
有効回収数:21,993サンプル
詳細結果:https://research-platform.line.me/archives/38222683.html
※性別年齢構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表、グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合や、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合があります。
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2021年07月13日に公開されたものです