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#ササメイク 佐々木一憲さん共同開発「BeMe」メイクパレットの誕生秘話

コスメ誕生秘話

マイナビウーマン編集部

コスメ好きなら誰しもが気になる名品がある。新しくコスメを買おうというタイミングで、多くの人の脳裏にひらめき、候補に上がり、そして購入を決意するような、そんな名品。この連載では「指名買いコスメ」の高い支持や人気の理由を裏付けるコスメ誕生秘話をブランドPRや開発者にインタビュー。開発の裏話や、さらなる魅力に迫ります。

名品コスメが作られた裏側を探る連載「コスメ誕生秘話」。

第2回で紹介するのは、4月6日にデビューする「BeMe(ビーミー)」の「BeMe メイクパレット 01」

メイクのHowToを学べるサポート付きという斬新な新ブランドとアイテムについて、テテマーチ株式会社の事業責任者である齋藤香奈さんと、共同開発を行ったヘアメイクアーティストの佐々木一憲さんにお話を伺いました。

今回の名品コスメ

BeMe メイクパレット 01

 

アイシャドウ・アイブロウ・ノーズシャドウの3パーツを1個で完成させられるメイクパレット。購入者には使い方やメイクのコツが解説された動画も提供される。

「誰でも似合うブラウンパレットをつくりたかった」SNS発信で生まれたコスメ

――「#ササメイク」で有名な佐々木一憲さん監修のコスメがついに発売されるとのこと、とても楽しみにしていました! このブランドはどのようにして生まれたのでしょう?

佐々木一憲さん:僕はもともとSNSでメイクが苦手な人向けに簡単なメイクを発信しているんですけど、その中で「アイシャドウとアイブロウとノーズシャドウが1個でできるパレットをつくりたい」とTwitterに書いたのをテテマーチさんが反応してくれたというのが始まりです。

――メイクパレットというとチークだったりハイライトだったりいろいろ入っていて大きく、どれをどこに使えば良いか迷ってしまうイメージがあるのですが、「BeMe」のパレットはとてもコンパクトで内容もシンプルですよね。これはやはり「簡単にできる」というのがコンセプトなのでしょうか?

佐々木一憲さん:そうですね。簡単にできることと、比較的誰でも使いやすいブラウンのパレットにすることにはこだわりました。

――誰でも似合うって簡単なようで難しいことだと思うのですが、苦労したポイントはありますか?

佐々木一憲さん:どうしても僕はオレンジっぽい色味を入れたくなってしまうんですけど(笑)、あくまでベーシックなものを作りたかったので自分の好きな色と使いやすい色のバランスを取るのが大変だったかもしれません。

齋藤香奈さん:結構色味の調整で時間がかかりましたもんね。

――パレットを見てみると、左側が黄み寄りの色、右側が赤み寄りの色に感じます。

佐々木一憲さん:肌に乗せたときに色味の黄みや赤みはそれほど出ないようには設計しています。最初は右下の色をもっと黄色くしようか迷ったんですけどね。でも黄色くするとくすんじゃう。だから少し赤みを残したブラウンにしました。

あとは「色はこれで良いけどもう少し透けさせたい」とか。質感にも時間をかけました。

齋藤香奈さん:ラメの発色や光り方もこだわりポイントです!

佐々木一憲さん:ラメは時間がかかりましたね。ラメの色と光り方、粒の大きさのブレンド具合を調整するのが難しかったです。

誰でも使える、こだわりが詰まったパレット

――一見アイシャドウパレットのように思えますが、これ1個でアイブロウやノーズシャドウもできるんですよね。使い方を教えてください!

佐々木一憲さん:まず、下段2色がマット系の質感です。右下がベーシックなマットで、左下がマットな仕上がりだけど若干透ける発色になっています。そして右上がクリームシャドウで、左上はラメ。

眉毛は下段2色を使います。僕はわりと右下だけで眉を描くことが多いのですが、髪色に合わせて左下のカラーを混ぜると良いですね。髪色が明るい人は左下だけでもいいと思います。

――アイシャドウ兼用のアイブロウって発色が濃すぎてしまったり、逆に全然色が付かなかったりするものが多いように思いますが、仕上がり写真を見てみたらとてもきれいで驚きました!

齋藤香奈さん:アイブロウとして実際に撮影で使ったときには、モデルの方に褒めていただくことも多いです。

アイブロウは付属のブラシで、アイシャドウは指で塗っていただければ。このブラシにもひと悶着ありましたね……。

佐々木一憲さん:この商品のためだけにブラシをつくったので、パレットの粉の部分とブラシとで発注先が違うんですよ。

アイシャドウは指でも塗れるけどアイブロウはブラシがしっかりしていないと描けないので、「まず眉の輪郭がちゃんと描けること」にこだわってブラシをつくりました。特に毛の硬さと毛量ですね。

齋藤香奈さん:アイシャドウパレットってチップがついているものも多いと思うんですけど、今回はあえてブラシだけにしたんですよね。

佐々木一憲さん:チップでするようにアイシャドウの締め色をラインとして使いたい時は、小さい方のブラシを使えばできますよ。他は指で完結できます。

齋藤香奈さん:今回アイシャドウの塗り方を色々試してみて思ったんですけど、指の方が圧倒的に早いですよね。あとは指の方が意外とぼかしもしやすいことに驚きました。

――ノーズシャドウは左下のカラーですよね。ノーズシャドウってもう少し薄めの色のイメージがありました。

佐々木一憲さん:そうですよね。でもこのカラーは実際に使ってみると透け感があるのでなじむんですよ!

――すごい! 自然な影色に見えますね。このようなパレットにノーズシャドウが入っているのって珍しいですが、なぜ入れたんでしょう?

佐々木一憲さん:SNSやオンラインサロンなどでアンケートを取ったら、アイブロウパウダーをノーズシャドウに使っている人が多かったんですけど、アイシャドウでやった方が簡単なんじゃないかと思っていて。

ノーズシャドウって鼻筋をつくるものとしてやっている人が多いかもしれませんが、僕の場合は目元の彫りを深める意味で入れています。だから、入れる位置がより近いアイシャドウを使って入れる方が自然に仕上がると思いますよ。

 

――目から鱗です……! アイシャドウとしての使い方はどうですか?

佐々木一憲さん:基本的には右上のクリームシャドウがベースで、左上がラメ。

アイシャドウパレットって基本的に1番明るい色がベースとして入っていることが多いと思うんですけど、僕個人の考えとしては「ベースを明るくするとグラデーションが難しくなる」。だからベースのカラーを明るくしたくなかったんですよ。ベースを明るくしないことでグラデーションが簡単になっていく。

クリームベースは指で簡単に使えるし、後から重ねるパウダーのノリも良くなります。そういう意味で、クリームを1色入れたかったんですよね。

それでもグラデーションが苦手という人もいると思うので、メインカラーと締め色のぼかしがうまくいかなかった時のためにラメを入れました。上からラメをのせればきれいにグラデができているように見えるんです。あとはラメをパレットに入れたことで、日によって質感を変えて楽しむこともできますよ。

気分を変えたい時はこのパレットに加えて別のカラーのアイシャドウなんかを足してみるのもおすすめです。

――まさに毎日使えるパレットですね! アイブロウ・ノーズシャドウ・アイシャドウが1つにまとまっていると朝の忙しい時間にも便利そうです。

齋藤香奈さん:そうですね。朝はもちろん、旅行に持って行くコスメとしてもおすすめですよ。

佐々木一憲さん:これとリップを持って行けばなんとかなると思います!

メイク悩みを可視化したい。独自のメイクサポートサービス

――企画の出発点がメイク初心者向けということですが、どんな人に使ってほしいと考えていますか?

佐々木一憲さん:「BeMe」はメイクHowToサポートもついているブランドなので、アイメイクに悩んでいる人にはやはり良いと思います。今回は一重・二重・奥二重と、目と目の間の距離が短いか離れているかで6パターンに分けました。購入時に自分の目のパターンを選んでもらうと、その人に合ったメイク動画が届きます。

――メイク初心者には特に嬉しいサービスですね! 目のパターン分けで「一重・二重・奥二重」はよく聞きますが、なぜ「求心顔・遠心顔」もパターンに入れたのでしょう?

佐々木一憲さん:そこがお悩みを解決しやすいポイントだと思ったんです。

齋藤香奈さん:実際に佐々木さんにメイクしてもらって、目が寄っている求心顔と目が離れている遠心顔でメイク方法が全然違って。HowTo動画撮影の中でも発見がありました。

――動画を観るのが楽しみです! メイクサポート型ってとても斬新なサービスですが、なぜそうしようと思ったのでしょうか。

佐々木一憲さん:近年、コスメを売るメーカーと、メイクの仕方を紹介するインフルエンサー、そして消費者に分かれてしまっているように感じていて。コスメを売る人とHowToを教える人が分かれているのは親切じゃないように思い、それを一緒にしたブランドをつくりました。

――オンライン限定の販売経路にもマッチしたサービスですね。

齋藤香奈さん:店舗で売ってしまうとそれぞれのアイタイプを選んでいただいてサポートするというステップを踏むのが難しくなってしまうので、オンライン販売である必要はあるかと考えていました。

また、購入前は自分がどのアイタイプなのかも分からないと思うので、まずは販売サイトで動画を見てもらって自分のアイタイプを知っていただいた後に購入していただくのがお客さまにとっても親切なのかなと思います。

――メイクアップアーティストがプロデュースするコスメというと、バラエティショップで売っているブランドが多いイメージです。BeMeがオンライン限定にしたのはやはりサービス形態の他にターゲットとなるユーザー層が異なるからなのでしょうか?

齋藤香奈さん:そうですね。お客さまの生の声をきちんと収集して、蓄積していきたいと思っています。「一重」「離れ目」といったメイク悩みが今は世の中的にまだ可視化されていないので、そういった悩み解決にニーズがあるのかを含めてWebのデータとして集めて分析し、今後の商品開発につなげていきたいです。

――たしかに、メイクのHowToを見ても二重のモデルさんが多くて参考にしにくいという意見はよく聞きます。

齋藤香奈さん:動画でもモデルさん選びにとてもこだわりました。あえて一般の人から選んだんです! また、動画では佐々木さんが教えながらモデルさん本人がメイクする形式にしました。


――たしかに、実際にメイクする時は自分でしますもんね!

齋藤香奈さん:毎日佐々木さんが隣にいてメイクしてくれたら嬉しいですけどね(笑)。

佐々木一憲さん:動画で僕がメイクしてしまうと「ヘアメイクアーティストだからできるんでしょ」と思われてしまうかなとも考え、この形式にしました。動画を見て同じ動きを真似しやすいので、より身近に感じられるのではと思います。

――今回のメイクパレットは目元のメイク用ですが、これはコロナ禍でマスクをするようになったからですか?

佐々木一憲さん:いや、開発のスタートはそれよりも前ですね。去年の2月くらいかな……。HowToを絡めて、悩み解消に最も効果的なアイテムを考えた結果、目元にフォーカスしたアイテムになりました。

――なるほど! 普段からSNSなどでメイク悩みに答えていらっしゃる経験も踏まえての企画だったんですね。ちなみに、今後はどのような商品を計画しているのでしょう?

齋藤香奈さん:まだブランドが始まったばかりなんですが、お客さまとコミュニケーションをとれる場所をつくれたら良いなと思っています。ゆくゆくはプロジェクトとして、ユーザーさんと一緒に商品をつくりたいと考えています。

――佐々木さんはメイク悩みを抱える人への情報発信が多いですが、メイクに対してコンプレックスを持っている人に「BeMe」を通してどのようなメッセージを伝えたいですか?

佐々木一憲さん:メイクって「好きでやっている」人だけでなくて、義務感でやっている人も多いように感じています。でも基本的にはメディアやSNSで発信されている情報は「好きでやっている人」向けのものが多いですよね。

だからメイクがそんなに好きではない人もメイクが楽しいと思えるきっかけになれるような活動をしたいと思っていて、「BeMe」ができました。

齋藤香奈さん:このアイテムをつくるとき、私も佐々木さんの思いにとても共感したんです。今までは目元にコンプレックスがあって……。私と同じように悩みがある人に寄り添えるブランドにしたいです。

あとは、お客さまにはブランドを卒業していってもらえたらいいかなと思っています。

――えっ! それはどういうことですか?

齋藤香奈さん:メイク好きの人もいれば苦手な人もいると思うのですが、まずは基礎を知ってもらう場所を提供するのがこのブランドの役割です。BeMeを通して基礎を固めたら、その先はご自身でどんどん先に進んでいってもらえたらいいので、そういう意味で「卒業」していただけたらと思っているんです。

――なるほど。それなら今後展開される商品もメイクの基礎を学べるようなものが多くなりそうですね。

齋藤香奈さん:そうですね。今ってメイクが多様化していてアイテムもバリエーションがたくさんありますが、そういったものをどう使えば良いか分からない人向けに届けたいです。「1個これを持っておけば大丈夫」「これがなくなったら困る」という存在にしたいと考えています。

――「BeMe」の今後の展開がとても楽しみになりました。ありがとうございました!

(撮影:洞澤佐智子、取材・文:照井絵梨奈/マイナビウーマン編集部)

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