【難読】“なまめし”? 「生飯」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「生飯」の読み方です。
“なまめし”? “せいはん”? 飯が生だから、米のこと? そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「生飯」の読み方は?
「生」は人生、生麦と読むので、“せい”、”なま”と読むのが大半ですよね。「飯」は、そのまま“はん”か、“めし”と読むことが多いと思います。
でもこの2つを合わせると、“なまめし”、“せいはん”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“さば”と読みます。
「生飯」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「生飯」の意味は以下のように解説されています。
さ‐ば【▽生▽飯】
《「生飯」の唐音「さんぱん」からという。「散飯」「三把」「三飯」とも書く》食事のときに自分の食物から取り分けた飯粒。屋根などに置き、鬼神・餓鬼に供え、鳥獣に施すもの。さんば。さんばん。
「板屋の上にて烏の斎 (とき) の―食ふ」〈枕・二五六〉
なんと、“さば”と読むんですね。この意味も知っていましたか?
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「生飯」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。普段、何気なく使っている言葉も、意外と意味を知らないまま使っていたりしますよね。
知っているつもりの言葉も、改めて調べてみましょう。意外な読み方や意味を知ると、うれしくてあちこちで使いたくなります。
(ななしまもえ)
※この記事は2021年02月26日に公開されたものです