許せない。「ズルい人」の特徴5つ
ズルい人だな、と思うけど、それってどんな人? 今回は様々な経験を持つコラムニスト石谷ちよさんに解説してもらいました。
「正直者は馬鹿を見る」というように、ズルい人の方がいい思いをする状況って多々ありますよね。
そんなズル賢い人の近くにいると、世を上手く渡るための踏み台として利用される恐れがあります。
でも逆にいえば、関わりさえしなければ、滅多に被害が及ぶことはないということ。利用される前に、卑怯な相手を見極めて距離を置く必要があるのです。
そこで今回は、「ズルい人の特徴」を5つ解説します。周りに当てはまる人間がいるなら要注意ですよ。
(1)人によって態度を変える
話す相手によって態度を変える人ってどこにでもいますよね。
目上の人が相手だと、媚を売るように後ろについて回り、距離を縮めようとします。ですが、ひとたび自分より格下だと判断したなら、威厳を見せびらかすような高圧的な態度に。
上司や先輩以外の人には強い態度をとることで、自分のポジションやプライドを保っているのでしょう。
(2)他人をコントロールしようとする
「以前○○さん、あなたのこと悪く言っていたらしいよ」と、言う必要のない告げ口をしてまわるのは、わざと喧嘩を起こさせるよう仕向けるため。
他人同士を喧嘩させては悪口や愚痴の聞き役に回り、相談に乗るいい人を演じます。誰かに悪役を押し付けながら、交友関係を広げていくのです。
このように平気で他人を操ろうとする人は、悪口や噂話が大好物。人の愚痴や悩みを真剣に聞きながらも、内心では楽しんでいるのでしょう。
(3)情報を分析する力が高い
ズルい人は総じて洞察力が高い傾向にあります。依頼されたことや目の前にいる人物が自分にとってのメリットになるか、常に分析しながら次の行動を起こしているのです。
そして、相手の顔色や考えていることを分析する力にも長けています。
自分にとって利益になると判断したなら、周りよりもリードする方法や相手が求めていることを瞬時に考え出すのです。
こういった理由から、ズルい人ほど出世するとも言われているのですね。
(4)相手の非を責め立てる
自分の失敗は上手く責任転嫁しますが、相手の非は決して見逃しません。
例えば、飲食店で従業員にミスがあった時は必要以上にしつこくクレームをつけます。ただ怒っているのではなく、値引きや料理のサービスを狙っているのです。
このように、ズルい人は相手に少しでも誤りがあれば、その部分を重点的に責め立てます。そうすることで、自分の優位な立場を利用できるということを知っているんですね。
(5)口が達者で平気で嘘をつく
自分にとって都合が悪い状況になった時は、さらっと嘘をついてしまいます。その場の状況を整理し、なるべく自分のダメージにならないような話を作り上げるんです。
嘘がバレそうになった時は、とっさに他人を犠牲にすることも。口が達者なので自然に責任転嫁をして擦り付けるのです。
自分を守るためには、平気で他人を利用できてしまうんですね。
ズルく生きるにはリスクもある
上手く世を渡っているつもりでも、下心や卑怯な手口は案外周りにバレているもの。
ズルい人は、自分は賢く生きていると思い込むあまり、最も大切な信頼を無くしているということに気がつけないのでしょう。
確かにズル賢く生きることで、上司に気に入られて出世できるかもしれません。ただし、人望のない孤独な人生となるリスクがついて回ります。
一歩ずつでも確実に成功するためには、やはり正直に生きることが一番ではないでしょうか。
(石谷ちよ)
※画像はイメージです。
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※この記事は2021年01月22日に公開されたものです