好きピって何? 大人は知らない「若者言葉」8選
「ぴえん」や「ぱおん」など、SNSを中心に見かける若者言葉。「一体どういう意味なんだろう?」と疑問に思ったことがある人も多いのでは? コラムニストのみくまゆたんさんが、4つの若者言葉を紹介します。
「ぴえん」「ぱおん」など、最近SNSを中心に、聞いたことのないような若者言葉がはやっています。
一体何のことかさっぱり、という方も多いはず。
そこで今回は、主に若い人たちの間で使われる「若者言葉」を紹介します。あなたは、全部知っていましたか?
(1)ぴえん
まずは最近使う人も多くなってきた「ぴえん」。これは泣いている様子を表す言葉です。
つらい時、悲しい時、うれしさのあまり涙が出そうな時に「ぴえん」と使います。
例えば、「まつエク取れてぴえん」「落選した。ぴえん」などなど。文の語尾に添えて使うケースが多いです。
(2)ぱおん
「ぱおん」は、「ぴえん」の進化形と言われており、「ぴえん」よりも感極まって使う時に使われるようです。
ただ、「ぱおん」を使う場合は「頑張って婚活を続けてきたけど、やっと彼氏ができたよ。ぴえん超えてぱおん!」と、少し変わった使い方をします。
まさに、より感情を込めたい時に使う言い回しと言えるでしょう。
(3)イケボ
「イケボ」とは、「イケメンボイス」の略で、主に声からイケメンを想像してしまうような「かっこいい声」のこと。
女性が「あの人、イケボだよね」と言ったら、それは男性の声が良いと褒めていると言えます。
特にイケメンは、顔より声や仕草を良く言われることに弱い傾向にあるので、そんな彼らへの褒め言葉として使うのにも最適です。
(4)メンブレ
「メンブレ」は、メンタルブレイクの略。
メンタルがブレイクするわけですから、気持ちがつらい状況の時に使う言葉です。
「仕事でミスしてメンブレだわ~」などと言うのが例ですが、表現が軽すぎて全くブレイクしていなさそうな表現ですね(笑)。
(5)好きピ
好きピ? 柿ピ-? 山P?
頭にはてなが浮かんだそこのあなた。「好きピ」とは、好きなピーポー、つまり好きな人のことを指す言葉です。
「好きピできた?」なんて会話でさらっと使ってみたいですね。
(6)タピる
「タピる」は、タピオカドリンクを飲むことを指します。
ここ数年、タピオカドリンクが大流行しました。ただ、これから先はバナナジュースなど新たなジュースが流行の兆しのようなので、新たな若者言葉が生まれそうですね。
もしかすると、今後バナナジュースを飲む時に「バナる」なんて言葉がはやったりするかもしれませんね。
(7)ベッケンバウアー
あのサッカー選手の名前? いや、そうなんですけど……。
この場合は「別件」を指すのだとか。友達から「ベッケンバウアーなんだけどさ」なんて言われても「いや、何!?」と戸惑ってしまいますよね。
(8)フロリダ
アメリカの州のこと……? それじゃあ若者言葉ではありません。
これは「風呂で離脱するね」という意味だそう。電話やオンライン飲み会中、そろそろ切り上げたくなったら「私、フロリダ!」と言ってみて。周りがぽかんとしている絵が浮かびます。
時代を反映している若者言葉の面白さ
「ぴえん」「ぱおん」など、一見何のことを言っているのか分からない単語が多いのが若者言葉。
若い人が使う言葉は意味が分からないから、と遠ざけるのももったいない。
その時代の文化を反映している言葉も多くあるので、知れば知るほど面白かったりしますよ。
実際に使うかどうかはさて置き、「これってどういう意味だろう?」と疑問に思う言葉に出会ったら、意味を調べてみるのも楽しいかもしれません。
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(みくまゆたん)
※画像はイメージです
※この記事は2020年12月12日に公開されたものです