【12月の誕生石】ターコイズの石言葉・意味・秘められたパワー
12月の誕生石:ターコイズ
旅のお守りかつ人生の旅を守護する石、ターコイズ。
石の特徴
ターコイズは青から緑の色彩を持つ不透明な鉱物です。
青色に発色するのは銅(Cu)によるもの。アルミニウム(Al)の一部が鉄(Fe)と置き換わると、緑色を帯びます。
つまり鉄(Fe)が銅(Cu)よりも多くなると、青みを失って、緑色か黄緑色に変化するのです。
メイトリックス(黒い模様)がバランス良く入っているものや、美しいスカイブルーの「スリーピングビューティー」と呼ばれるターコイズは宝石の価値が高くなります。
ターコイズは天然で深みのある青色のものが希少です。そのため、天然のトルコ石の粉末をプラスチックで固めた再生トルコ石や、ハウライト(正式名称:マグネサイト)に着色したものなど、模造石が多く出回っているので、購入する際には注意が必要です。
名前の由来・歴史・伝説
ターコイズの本場、イラン(ペルシャ)では、6000年前から彫刻などを施した装飾品として愛好されてきました。
ターコイズの語源については諸説あり、フランス語で「トルコの石」を意味する「pierre turquoise」から付けられたのではないか、もしくはトルコ商人によってヨーロッパに広められたために、この名前が付いたのではないかといわれています。
古代エジプトの王墓や、インカ帝国の財宝にも装飾品に加工されたターコイズが多く発掘されています。
また、自然とともに生きるネイティブアメリカンにとって、ターコイズは特別、神聖な石で「父から息子へ」譲り渡されてきたとされ、このことから、大切な人に贈られると、より効力が増すと伝えられています。
石言葉
成功・繁栄・健康
ターコイズが持つパワー
大自然のエネルギーを感じるターコイズは、繁栄のお守りとしても人気があります。
その他、コミュニケーション能力の改善にも効果的といわれています。自己主張が控えめで、言いたい事を我慢してしまう方や、どちらかというと無難や安定を望み、攻めるより守りを重視するタイプの方におすすめの石です。
ターコイズのお手入れ方法
ターコイズのモース硬度(※)は5~6と非常に耐久性が低く、水や汗、汚れや匂いも付着しやすいデリケートなパワーストーンです。衝撃に注意して取り扱いましょう。
※モース硬度とは鉱物の硬さの尺度の一つ。1~10まであり、10がダイヤモンドで1番硬い。
また、長時間日光に当てると変質してしまう恐れがあります。
アクセサリ―として流通しているものはワックスや樹脂をしみ込ませたものが多いので、多少の水気は大丈夫といわれていますが、なるべく避けた方が良いでしょう。
お手入れする際は柔らかい布で優しく拭いて下さい。水晶クラスタ―や月光浴、クリスタルチューナーなどを用いて定期的に浄化を行うと、よりパワーを発揮してくれますよ。
誕生石はプレゼントにもぴったり
シルバーアクセサリーに合わせるパワーストーンとして人気のあるターコイズ。
交通安全のお守りとしても人気があるので、自動車関係のお仕事やバイクなどで通勤をする人にもおすすめ。
また、大切な人に贈ると相手との仲が深まるといわれています。
ターコイズを手にされた皆さまに、たくさんの幸せが降り注ぎますように。
(山本奈央/All Aboutパワーストーンガイド)
※画像はイメージです
※この記事は2020年10月31日に公開されたものです