プロが教える! プチプラで叶うツヤ肌メイク
人気のツヤ肌の作り方とは? 化粧下地、ファンデーション、フェイスパウダー、ハイライトの使い方や、ツヤをテカリに見せないためのコツ、おすすめツヤ肌アイテムを、美容ライターの上田麻里さんに教えてもらいました。
今人気のある「ツヤ肌」は、作りこんだ感じがしなくて、とてもナチュラル。憧れている人も多いのではないでしょうか。
しかし、いざツヤ肌を作ろうとすると「ただのテカリに見える」という壁にぶつかることも……。
ですが、ツヤ肌はちょっとしたコツさえつかめば、誰でも簡単に演出することができるんです。
ツヤ肌を作る4アイテム
今回使用するアイテムは「化粧下地」「リキッドファンデーション」「フェイスパウダー」「ハイライト」の4つ。
(1)化粧下地
ツヤ肌作りで実は一番重要になるのが化粧下地。下地でくすみを飛ばし、ワントーン明るい肌に整えておくことで、厚塗り感がない、美しいツヤ肌に仕上がります。
(2)ファンデーション
パウダータイプより水分と油分が多いリキッドタイプがおすすめ。
(3)フェイスパウダー
パウダーは塗りすぎると粉っぽくなるので極力少なめに。皮脂吸着成分が入っているものは避けて、保湿成分の入っているものを選びましょう。
(4)ハイライト
ベースメイクの最後にポイントでツヤを足したい部分にハイライトを使います。よりツヤを出したいならクリームタイプがおすすめです。
ツヤ肌メイクの手順
では、ここから具体的な手順を紹介していきます。
厚塗りにならないよう少しずつ重ねていくのがポイントです。
手順1:化粧下地の塗り方
(1)パール1粒分の化粧下地を手のひらに取り、おでこ、両頬、鼻、顎に置きます。
(2)力の入りにくい中指や薬指を使って、内側から外側に向かって伸ばします。
(3)小鼻の周りや目の際など細かい部分には、指先に残ったものをなじませます。
(4)毛穴が気になる部分にはもう一度重ねづけを。下から上に向かって、とんとんと軽く叩き込むようにするとしっかりカバーできます。
手順2:ファンデーションの塗り方
(1)適量のファンデーションを手のひらに取り、頬やおでこなど面積の広い部分から乗せていきます。
(2)力の入りにくい中指や薬指を使って、内側から外側に向かって伸ばします(フェイスラインぎりぎりまで塗ると厚塗り感が出るので顔の二回りほど小さめに)。
(3)小鼻の周りや目の際など細かい部分には、指先に残ったものをなじませます。
(4)頬からこめかみの部分がきれいだと肌全体が美しく見えるので、ここはしっかりとカバーしてください。
(5)最後に、ファンデーションのついていないパフで軽くおさえ、肌に密着させたら完成です。
手順3:フェイスパウダーの塗り方
仕上げのイメージによって、フェイスパウダーとハイライトを塗るべき順番は前後します。好みの手順でそれぞれを肌に乗せていきましょう。
・華やかに仕上げたいなら
ファンデーション→フェイスパウダー→ハイライト
・自然に仕上げたいなら
ファンデーション→ハイライト→フェイスパウダー
(1)大きめのブラシにパウダーを取ります。
(2)手の甲で余分な粉を落とします。
(3)テカリの出やすいTゾーンや小鼻周りから乗せていきます。
(4)ブラシに残ったパウダーを、おでこ、頬、顎にもさっと乗せていきます。フェイスラインや生え際はつけなくてもOK。
手順4:ハイライトの塗り方
(1)力の入りにくい中指や薬指にハイライトを適量とります。
(2)鼻筋、Cゾーン(眉山の下側から目の下の頬骨の出ている部分まで)、顎先の3点に使います。
(3)ハイライトを指先に取り、ぽんぽんとスタンプを押すように乗せていきます。
※指を左右に滑らせると、ファンデーションがヨレやすいので注意してください。
(4)境目をなじませれば完成です。
ツヤをテカリに見せないためのコツ
テカリに見せないために気をつけることは3つ。
(1)スキンケアで油分を足しすぎない
ベースメイクに入る前のスキンケアでクリームやオイルをたっぷり使うのはNG。油分より水分を意識してください。
(2)ハイライトを広く塗りすぎない
ハイライトはポイント使いが絶対です。おでこや頬など面積の広い部分に乗せると不自然な印象になるので注意。
(3)フェイスパウダーを使う
リキッドファンデーションを塗っただけでは、時間が経つと皮脂によってメイクが崩れてしまいます。これがテカリの原因に。皮脂の分泌が多いTゾーンや小鼻周りにはきちんとパウダーを乗せましょう。