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専門家が教える一人暮らしにおすすめの間取り

中村マリア

引っ越しをするなら自分のライフスタイルに合った部屋を選びたいですよね。一人暮らし向けの間取りはワンルーム、1K、1DK、1LDK。それぞれの間取りの違いと選び方のポイントを不動産会社社長の中村マリアさんに教えてもらいました。

多くの時間を過ごすことになる自宅。

引っ越しは大変なのでせっかくなら自分にぴったり合った部屋を選びたいですよね。

でも、いざ調べてみると、物件の数に圧倒されることも……。

一体どうすれば自分に合った部屋が見つかるのでしょうか。

お部屋探しのポイントとなるのが「間取り」です。

賃料、広さ、立地、何を重視するかによって理想的な間取りは変わってきます。

今回は一人暮らし向けの間取りをプロの視点で紹介します。

おすすめ第1位:ワンルーム

お部屋探し初心者の方から最初に尋ねられるのがワンルームと1Kの違いですが、これはずばり部屋とキッチンの境に扉などの仕切りがあるかどうかです。

この仕切りがない間取りがワンルームです。

まれにキッチンが廊下にある物件がありますが仕切りがなければワンルームとなります。

仕切りが扉や戸ではなくロールスクリーンやアコーディオンカーテンという物件も厳密にいえばワンルームです。

一番面積が小さく賃料が安いというイメージをお持ちの方が多いワンルームですが、確かにその傾向があります。「賃料」を重視する方におすすめです。

ワンルームのメリット

・賃料が安価なことが多い(都内平均約6.5万円、全国平均約4.5万円)
・無駄なスペースが少なく部屋全体を有効活用できる

ワンルームのデメリット

・面積の小さい物件が多い
・料理の臭いが布団につくことも

おすすめ第2位:1K

1部屋+キッチンという間取りです。

ワンルームと違い、部屋とキッチンに仕切りがあるのが特徴です。

ワンルームでは料理の臭いが気になるという方におすすめです。

1Kのメリット

・料理の臭いを遮断できる
・エアコンの消費効率をコントロールすることができる

1Kのデメリット

・ワンルームと同じ面積だった場合、1Kは廊下部分が面積に含まれるため狭く感じることがある

おすすめ第3位:1DK

1部屋+ダイニングキッチンという間取りです。

1DKの場合はダイニングキッチンの広さは4.5畳以上8畳未満。

2DKや3DK場合はダイニングキッチンの広さは6畳以上10畳未満。

どちらも食事をするスペース、キッチンスペースを合わせた広さです。

食事をするスペースと寝るスペースを分けたい方におすすめです。

1DKのメリット

・1Kよりもさらに料理の臭いを遮断できる
・1Kだと置くことが難しいソファやダイニングテーブルを置くことができる

1DKのデメリット

・大型のダイニングテーブルや食器棚を置くことは難しい

おすすめ第4位:1LDK

1LDKとは1部屋+リビングダイニングキッチンという間取りのことです。

1LDKの場合はリビングダイニングキッチンの広さは8畳以上。

2LDKや3LDKの場合はリビングダイニングキッチンの広さは10畳以上。

どちらも居間、食事をするスペース、キッチンスペースを合わせた広さです。

1LDKは、一人暮らしの方や、カップル、DINKs(共働きで意識的に子どもを持たない夫婦)などの2人暮らし向けに2000年以降造られ主流となった間取りです。そのため比較的築年数の新しい物件が多いのが特徴です。

元々2DKだった間取りをリノベーションし1LDKに間取り変更している物件もあります。

「築年数」と「広さ」を重視する方におすすめです。

1LDKのメリット

・食事をするスペースと寝るスペースを分けることができる
・十分な広さが確保でき家具家電の配置がしやすい
・比較的築年数の新しい物件が多い

1LDKのデメリット

・面積が広いので賃料が高い(都内平均約12万円、全国平均約8万円)
・面積が広い分、掃除をするのに時間がかかる
・エアコンを2台設置する必要がある

次ページ:一人暮らしの間取りの選び方

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