平日夜のクリスマスデート。仕事後に纏いたいメイクアイテム

「このあとのデートのために」「仕事をがんばった自分へのご褒美」

その場所にいるすべての人に共通しているのは、キレイになりたいという気持ち。背中を押してくれたり、奮い立たせてくれたり。

いつものポーチやコスメボックスに加えることで、少しだけ運命が変わるようなコスメをテーマに合わせて紹介していきたいと思います。

今年のクリスマスは平日ど真ん中。それゆえに、仕事後のデートでもさりげなく、それでいてお互いに心躍るような華やぎアイテムをご紹介します。

力みすぎないきらめきが平日クリスマスのキーポイント

12月25日の20時。今日も明日も休みというわけではないけれど、せっかくなら外で会って、ちょっぴり素敵な街並みを歩いたりしてみたい。そう思うのは、罪なことではないはず。

だけれど、1日中しっかり働いたあとに、ばっちりドレスアップ……なんてことはなかなかのウルトラC――すなわち不可能に近い――であるし、必要以上に無理をしても逆に顔の疲れが際立たないとは限らない。

だからこそ目指したいのは、ほどよくリラックスした、ほんの少しの特別感。それが今年の、そして今どきのクリスマスらしいような気がしている。

フィト オンブル エクラ N／シスレー

もしもクリスマスデートに焦点を当てるならば、個人的には、日中はアイシャドウなしの軽めアイメイクで過ごすのがおすすめ。

そうすれば、目元がくすんでしまうことはないし、仕事のあとはコンディションに合わせて縦割りグラデーションやラメ多め、はたまた濃い色で目元を締める……といった具合に塗り方も調整することができる。

終業後にアイメイクをする場合はもちろんのこと、日中もアイシャドウは必須という場合でも、このホリデーシーズンにかなり使える単色シャドウをひとつ挙げるとすれば、シスレーのフィト オンブル エクラ N、欲をいえば32番のシルキー コーラルだと思う。

このシャドウ、驚くほどの軽さでありながら、発色はあくまでもピュア。さらに、マイクロ マザー オブ パールを惜しみなく配合しているから、発色・光沢・透明感の三拍子が見事に揃う秀才的一品。

ブラシや指先でさっとまぶたに乗せながら仕上がりを調整すれば、瞬く間に品良く、微かに非日常なムード漂う、ノーブルな目元が完成するはず。

テクスチャーもマット、シルキー、メタリック、グロウ、スパークリングとバラエティ豊か。

平日の夜というシチュエーションにはシルキーの「ちょうど良さ」がぴったりとハマるとは思うものの、行くお店や過ごし方に合わせてグロウやスパークリングを取り入れれば間違いなく魅惑的に。ドラマのさじ加減はあなた次第。

シルキー フィット／カバーマーク

目元同様に、仕事の疲れを垣間見せず、清らかな魅力を纏いたいのだとしたら、カバーマークのシルキー フィットも欠かせないアイテムのひとつ。

そのファンデーション、そもそもは最小ミクロンの粉体で、気になる毛穴まで行き届き、吸いつくように密着するというのが売りで、なめらかな肌が持続するのが特徴。

だけど、「あれ？　毛穴はどこ？」と驚くつるんと感は、決して毛穴に限った話ではなくて、額や頬、顎まわりに至るまでどこもかしこも「面」で肌を磨き上げるかのように、「綺麗に作る」ことができる。

そうはいっても“塗りました感”は皆無。メイク直しのパウダーファンデーションとしてもかなり優秀で、私自身も日々いろいろなファンデーションを使い比べているけれど、このシルキー フィットはずば抜けて異性に「肌、つるつるだね！」と褒められる。

そして内心「つるつるに見えるだけよ」と毒づきながらも、改めてカバーマークの実力をひしひしと実感してしまうのだ。

力を抜いて肌の上を軽やかにすべらせれば、即座にオフィスで乾燥した肌だってよみがえるこのファンデーション。こういったアイテムこそが、聖夜の土台作りにはもってこいなのかもしれない。

 

たとえほんのわずかだとしても、運命を変えてくれる存在になるかもしれないコスメたち。もしも気になったなら、ぜひ一度デパートに赴いて、カウンターで試してみて。

（文・撮影：前田紀至子）

※この記事は2019年12月18日に公開されたものです