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感受性が強い人の特徴とは? 向いている職業と強さを抑える方法

笹氣健治(心理カウンセラー)

感受性が強いタイプに向いている職業とは?

感受性の強さに生きづらさを抱いている人も多くいることでしょう。

しかし、視点を変えれば、感受性の強い人は他人の気持ちに寄り添うことができて、やるべき仕事をミスなくしっかりやろうとする意識があるので、基本的にどんな職場でも重宝がられる存在です。

ただし、感受性が強いがゆえにストレスを抱えやすい部分もあるので、自分の性質に向いた働き方ができる職種に就くことが大切です。

臨機応変さを求められる仕事に注意

感受性が強いタイプの人が性格的になるべく避けたほうがいいのは、突発的な対応を臨機応変にやらなければならない職種や、複数の仕事を同時進行で行う複雑な職種です。

また、チームで活動する職種も一緒に働く人に恵まれないとつらい思いをすることがあります。

おすすめは「定型的なルーチンワーク」

逆に、向いているのは、定型的なルーチンワークで目の前の仕事をひとつひとつじっくり処理していくような職種や、対人関係の複雑な駆け引きがそれほど要求されない職種。ストレスが少なく安心して取り組むことができるでしょう。

具体的にどのような職種なのか、ほんの一例ですが紹介したいと思います。

(1)経理事務

1日単位、1カ月単位、1年単位でやるべきことが決まっているのが経理の仕事です。突発的に対応しなければならないケースも少なく、直接のクライアント対応など感情的な焦りを担う業務が発生しにくい職種です。

マイペースで安心して従事できるでしょう。

(2)研究開発

食品や薬品などの企業における研究開発の仕事は、計画に基づいて日々コツコツと取り組むことができるので、感受性が揺さぶられることなく平穏に仕事がしやすい職種だといえます。

(3)職人

調理師、パティシエ、伝統工芸品制作などの職人的な仕事も向いています。感受性の強さが作品に活かされることも多く、個性を存分に発揮できます。

自分と似たタイプの人が同じ職場にいる可能性も高いので、人間関係で戸惑うことも少ないでしょう。

(4)ネットビジネス

webライターやエンジニア、ECサイトの運営などパソコンを使ってひとりで完結できるネットビジネス。

自分のペースで仕事をするのが得意なこのタイプには向いています。仕事上の人間関係もビジネス以外のわずらわしさがない気楽さがあります。

諸刃の剣である「感情を使う仕事」

感受性の強さはサービス業や営業など対人関係の職種でも役に立ちます。しかし、相手の気持ちがわかりすぎるがゆえ感情的に疲弊してしまう可能性もあって諸刃の剣といえるでしょう。

そういう職種に就いている人は、感受性の強さを抑える方法について次に説明しますので、それを参考にしてストレスコントロールをしながら従事するといいと思います。

▶次のページでは、強い感受性への対処法を紹介します。

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