人生なんとかなる! 気楽でしなやかに生きるための方法
人生はなんとかなるもの! 気楽に生きられる考え方
悩みの解決策を見つけ「人生なんとかなる!」と思うためには、どんなことを実践すればいいのでしょうか。
取り入れてほしい具体的な考え方を解説します。
(1)ものごとのいい面を見る
感情は思考によって生まれるものです。
つまり、不安になったり苦しくなったりするのは、出来事ではなく考え方が原因。
自分の考え方を変えれば、不安や苦しみは軽減できるのです。
ものごとの悪い面ばかりを見るくせがついていると、抱く感情もネガティブなものになります。
まず自分のどんな考え方がネガティブな感情を生んでいるのかを分析し、ものごとのいい面にも目を向けましょう。
たとえば上司に厳しい言葉をぶつけられて落ち込んでしまったとき、「きっと自分に失望したんだ」「私のことが気に入らないんだ」と考えるとネガティブ気持ちになります。
反対に「成長させるためにあえて厳しく言ってくれたんだ」「期待されているからこそはっきり指摘されたんだ」と考えれば、ポジティブな気持ちになります。
同じ出来事が起きても、考え方によって抱く感情は大きく異なるのです。
意識的にいい面を見るようにしましょう。
(2)人生の主人公は“自分”だと心得る
とはいえ、考え方を変えるのは簡単ではありません。
少しずつ意識してゆっくり変えていけばいいのです。
その意識づくりの一環として「自分の人生の主人公は自分だ」という認識を持ちましょう。
「なんとかなる」と楽観視できない人のなかには、幼少期にまわりから厳しく教育されるなどなんらかの圧力を感じながら育ち、自分の人生がまわりにコントロールされているように思っている人もいます。
しかし、それも周囲の意図と自分の認識にずれが生まれただけであり、その人の人生が他人から侵害されることはありません。
いつもあなたの人生のハンドルはあなたの手のなかにあり、だれかにそのハンドルを奪われることは過去・現在・未来のどの時間軸でも起こりえないのです。
もちろん、これからの人生もどの方向へ行くか、今この瞬間から自分で選ぶ自由があります。
先入観を取り払い、自分の意志の赴くままに行きたい方向を目指しましょう。
(3)悩むメリットを探してみる
どうしてもネガティブ思考から抜け出せず悩んでしまう場合、悩むメリットとデメリットを考えてみましょう。
このまま悩み続けたときのメリットはなんでしょうか、デメリットはなんでしょうか。
悩み続けるデメリットはたくさんありますが、メリットはひとつもないことに気づくはずです。
こうしてデメリットの多さが明確になると、「早く解決しなければ」と問題解決意識が強くなります。
悩むデメリットを明確にする際は、自分の思考パターンを理解する必要があります。
「何に悩んでいるのか」「どうして苦しいのか」と考えていくと、その根底に自分の否定的な考え方があることがわかるでしょう。
そして否定的な考え方に客観的な根拠があるのか分析すると、はっきりとした根拠はないとわかります。
「自分は根拠なくネガティブに考えていたから苦しかったのだ」と自覚できれば、苦しみは和らぎます。
「なんとかなるかも」という希望も抱きやすくなるでしょう。
(4)安心できる「自分の居場所」を作る
カウンセリングの認知療法では、苦痛を感じる人の考え方は固定化しやすく歪みやすいとされています。
「ダメに決まっている」といった強い思い込みがあり、考え方を変えるには時間がかかります。
心を軽くするためのアプローチとして、安心できる場所を見つけるのもおすすめです。
20~30代の成人期は、自分の幸せの土台を作り安定を求める時期とされています。
これは結婚願望が強まる一因でもあります。
他者と親密な関係を築いて自己開示し、相互理解を深めて共感性を高めることで、どんなときも安心できる自分の確固たる居場所を獲得できるのです。
もちろん結婚に限らず、なんらかのコミュニティで信頼できる人間関係を構築できれば「自分の居場所」になります。
幸せの土台となる親密な対人関係の構築に努めれば、悩んだときも心のよりどころになり「きっとなんとかなる」と人生に対して前向きになれるでしょう。