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アラサー女子でもキュンキュンしたい! 胸キュンエピソード&恋愛モードになる映画4選

コラムニスト・ひかり(恋愛コラムニスト)

胸キュンしたいときにおすすめの映画

今回は、胸キュンできる恋愛映画を4本ご紹介します。

最近、なかなかときめかない! なんてお悩みのあなた、ぜひ参考にしてみてください。

ストーリーがユニークな作品ばかりなので、今、恋愛に興味がない人でも楽しめますよ。

(1)『エターナル・サンシャイン』(ミシェル・ゴンドリー監督)

アカデミー脚本賞など、数々の賞を受賞した“恋の記憶”を扱った作品です。

あらすじ
「ジョエル(ジム・キャリー)は、クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)と喧嘩別れをしてしまい、仲直りをしようとしていたら、彼女がラクーナ医院で自分との記憶を消し去る施術を受けたことを知る。自分も彼女との思い出を消し去ろうとラクーナ医院の門を叩くのだが……」

恋人と別れたら、「もう彼のことを忘れてしまいたい!」なんて思うものですが、本当に忘れてしまってもいいものなのでしょうか?

そこには輝かしい素敵な思い出もたくさんあるからこそ、その失恋は悲しいわけですしね。

そうでなければ、別れたときにはせいせいするものでしょう。

もしこんな記憶を消してくれるサービスがあったら、あなたは受けたくなりますか?

この映画では、「人を好きになることは、理屈ではないんだ」ということも感じさせてくれます。

惹かれる相手というのは、いつ、どこで出会っても惹かれてしまうのかもしれません。

それは記憶を消されたあとでも。

大人の恋愛は、頭でばかり考えて、相手の条件ばかり見がちですが、こんな風に本能で求めてしまう相手と出会ってしまったら、理屈抜きで恋に落ちてしまうのかもしれませんね。

(2)『カイロの紫のバラ』(ウディ・アレン監督)

奇才・ウディ・アレン氏の脚本・監督によるファンタスティックなラブ・ロマンス作品です。

英国アカデミー賞とセザール賞最優秀外国映画賞を受賞し、『タイム』の「ALL-TIME 100 best films」にも選ばれている作品です。

あらすじ
「失業中の夫を支え、愛のない生活にうんざりしているセシリア(ミア・ファロー)は、映画館で上映中の『カイロの紫のバラ』に夢中になり、5回も観ていた。すると、映画のスクリーンの登場人物であるトム(ジェフ・ダニエルズ)がセシリアに恋をして、そのままスクリーンから出てきて、彼女を連れて映画館を脱出してしまう。映画はトムが不在のため、ストーリーが変わってしまい、大騒動。さらに今度は、トムを演じた実在の俳優・ギルが街にやってきて、セシリアと出会い、恋に落ちてしまう。セシリアはトムとギルのどっちを選ぶのか?」

「つらい日常から連れ出してくれる素敵な男性が現れてほしい!」なんて思っていて、映画のスクリーンの中から、あこがれの登場人物が出てきて自分を連れ出してくれたら、幸せですよね。

しかも、実際にその役を演じている俳優が目の前に現れ、自分のことを好きになってくれたら、どっちにしよう? なんて悩んでしまうもの。

そんな夢のようなシチュエーションはもちろんのこと、現実のほろ苦さまで味わえる、ウディ・アレンらしい大人の作品です。

(3)『Bの戦場』(並木道子監督)

お笑いコンビ・ガンバレルーヤのよしこさんが主演している、笑えて、感動できて、女性を幸せな気持ちにさせてくれる作品です。

あらすじ
「自分がブスであることを認め、結婚を諦め、ウェディングプランナーとしてバリバリ働いている主人公・香澄(よしこ)が、ブス好きの“B専”であるイケメン上司・久世(速水もこみち)や人の中身のよさを見ることができるフラワーコーディネーターの武内(大野拓朗)に好意を寄せられ、三角関係の渦中の人となる。香澄が選ぶのは、どっちなのか?」

容姿にコンプレックスを抱いたことがない女性は少ないもの。

でも、そんな欠点をむしろ肯定してくれる男性や、容姿以上に中身の魅力に気づいてくれる男性がいたら、幸せですよね。

B専の久世が目をキラキラ輝かせながら、「君は、絶世のブスだ!」と香澄を褒めたたえるシーンがとにかくおもしろいんです。

言っている本人は、悪口ではなく本気で求愛していますからね。

こんな愛の告白のシーンは見たことがありません(苦笑)。

そして、おもしろいだけではなく、この映画を見ていると心が洗われるのです。

それはなぜかというと、単に「劣等感があっていいんだ。そのままの自分でいいんだ」というような“甘やかしの映画”ではなく、「どんな欠点があろうと一生懸命、真心を込めて生きていれば、その魅力に気づいてくれる人がいるよ」というエールを送っている作品だからです。

香澄は、中身がすごく美人なんですよね。

(4)『her/世界でひとつの彼女』(スパイク・ジョーンズ監督)

アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した作品です。

あらすじ
「近未来のロサンゼルスが舞台。傷心の日々を送っているセオドア(ホアキン・フェニックス)は、人工知能型OSサマンサ(声:スカーレット・ヨハンソン)を使うようになると、次第に“彼女”と過ごす時間に幸せを感じ、声だけで実態のない“彼女”に本気で恋をしてしまう」

これは、いろいろなことを考えさせてくれる作品です。これからちょっと先の未来に、この主人公のような恋をする人が出てきてもおかしくありません。

恋愛は自分の心でするものだから、たとえ片思いであっても、自分の中に愛が生まれれば、それはある意味、「恋愛している」といえます。

逆にいえば、好きでもない人にいくら愛されても、自分にとっては恋愛ではないですしね。

ただし、今回のように道具(魂のない存在)に対して、人間と同じような愛情を抱くとなると、ちょっと肯定できる話ではなくなってきます。

なぜなら、その存在によって現実逃避ができてしまい、自己の成長を妨げてしまうこともあるからです。

実は、今回の映画紹介で、ラストにこの作品をご紹介したのには、理由があります。

それは、この作品にも通ずるテーマでもありますが、やはり恋愛は、映画で疑似体験するよりも、「リアルに経験したほうがいい」ということです。

映画は、うまくいかない日常を忘れさせてくれるひと時を与えてくれるものですが、そこに留まっているだけではもったいない。

映画で勇気をもらったからこそ、リアルな世界でも一歩踏み出すことが大切なのです。

次ページ:まずは映画で恋愛モードに!

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