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誰にも会いたくない……原因と対処法10個

笹氣健治(心理カウンセラー)

誰にも会いたくないときの対処法

人と会う気すら起きない状態というのは、「休みなさい」という脳からのサインです。

そのため、しっかり休養をとることが大切です。

いったん休むことで、自然治癒力が活性化して回復が早まります。

そうやって少しずつやる気が出てきたら、簡単な行動からはじめて体を慣らしていきましょう。

ここでは、誰とも会いたくないほど無気力になってしまったときの対処法を10個ご紹介します。

これならできそうだと思うことを、無理せずに取り組んでみてください。

(1)毎日しっかり寝る

がんばりすぎていて睡眠時間が足りていない可能性がありますので、普段よりも早く寝て、しっかり睡眠をとるようにしましょう。

ここで注意したいのが、就寝1時間前はスマホを見ないこと。

画面の明るさで目がさえてしまって眠りが浅くなり、疲労が解消されにくくなります。

(2)好きなものを食べる

がんばっているのに誰も評価してくれないなら、自分で自分にご褒美をあげましょう。

たとえば、「自分の大好物を食べに行く」というのもいい方法です。

一回や二回くらいなら少しくらい奮発したりして、自分で自分を喜ばせてあげてください。

(3)マッサージを受ける

がんばりすぎて体を酷使しているために、肩や腰がこっていたり足がパンパンになっていたりします。

ゆっくりマッサージを受けてみるのも自分へのご褒美としておすすめです。

体がほぐれると、気持ちもリラックスできて身も心も軽くなります。

(4)温泉に行く

ゆっくり湯船につかることで血流がよくなり、全身の筋肉が弛緩して体がリラックスします。

自宅のお風呂でもいいですが、開放感のある広い温泉なら、さらにリフレッシュ効果が得られるでしょう。

(5)散歩をする

考えすぎることが無力感につながっている場合が多いので、考えるのはやめて体を動かしましょう。

疲労がたまっているはずですから、激しい運動よりも軽めの運動のほうがおすすめです。

30分から1時間くらい、何も考えずにボーっと散歩をするのがおすすめです。

(6)ストレッチ運動をする

散歩ができないときは、軽めの運動として室内でできるストレッチ運動がいいでしょう。

布団やベッドに体を楽にして寝そべって、伸びをしたり、腰をひねったり、膝を抱えたりといった動作をゆっくり行うことで、筋肉がほぐれて体もスッキリします。

(7)音楽を聞く

気分転換のために音楽を聞くこともリラックスするには効果的です。

ノリのいい曲がいいか、スローで落ち着ける曲がいいか、いろいろ聞いてみて、今の自分にとって心地よいと思える曲を選ぶといいでしょう。

(8)瞑想をする

簡単な瞑想のやり方は、目を閉じてゆっくり深呼吸することです。

目をつぶるといろいろな音が耳に届きます。いろいろな感覚がわき上がってくると思いますが、ひとつひとつにじっくり意識を向けてください。

深呼吸は、4秒間かけてお腹がいっぱいに膨れるまでゆっくり息を吸い込み、少し息を止めたら、ゆっくり8秒かけて口から息を吐き出すようにします。

まずはこれを5分間行い、毎日やって慣れてきたら、10分、15分とのばしていきます。

瞑想は自分自身の身体感覚に気づくことが目的です。

気づくことによって心が静かに安定していきます。

(9)おしゃれをする

いつもよりていねいにメイクをしたり、アクセサリーを変えてみたりするというように、おしゃれすることに意識を向けてみるのも気分転換にはいいかもしれません。

美容院に行って髪型を変える、普段よりも明るめの服を買ってみるなど、形から入るのもいいでしょう。

自分にできる小さなことから変化をつけていくことで、無気力状態も徐々に改善していきます。

(10)ほしいもの・やりたいことリストをつくる

いつかお金がたまったら買いたいと思うものは何ですか?

いつか余裕ができたらやってみたいことは何ですか?

あなたがほしいもの、やってみたいことを自由に考えてリストにしてみてください。

現実にできるかどうは別として、「これができたら楽しいだろうな」とワクワクするようなことをできるだけたくさん考えましょう。

楽しいことを考えるのは精神的なエネルギー補充になります。

それを目標にしてがんばってみようと思えたら素敵ですね。

誰にも会いたくなくなったら、心のエネルギー補充をしましょう

「誰にも会いたくない」というのはよほどの状態ですが、現代社会に生きていれば、どうしてもストレスがたまっていきますので、それをうまく処理できないと、いつか燃え尽きてしまうことになりかねません。

「ああ、なんだか最近疲れているな~」とむなしさを感じたり、わけもなく涙がこぼれたりするようなことがあったら、それは体からのSOS。

がんばるのはいったん休んで、しっかりとリフレッシュすることが大切です。

心身が疲弊してくると考えもネガティブになってきてよくありません。

スマホだって充電しないで使い続けていたら、やがて動かなくなるのと同じ。

がんばった分と同じだけ自分自身にエネルギー補給するのを忘れずに、仕事もプライベートも楽しんで日々を過ごしてほしいと思います。

(笹氣健治)

※画像はイメージです

※この記事は2019年07月05日に公開されたものです

笹氣健治(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

メンタルトレーナー・心理カウンセラー
1967年生まれ。国際基督教大学を卒業後、NTT(東京支社)に入社。その後、地元の仙台に戻り、スポーツクラブ「グラン・スポール」の経営に携わる。企業を経営する上で人間心理を理解する必要性を痛感して心理カウンセリングを学び、現在は、ストレスやコミュニケーション問題の解消をテーマにした講演やカウンセリング、目標達成のためのメンタルトレーニングを行っている。『「やる気」のある自分に出会える本』(スリーエーネットワーク)、『仕事の悩みを引きずらない技術』(PHP研究所)など、著書19冊。

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