気分が変わりやすい。「気分屋の人」の心理と改善方法
気分が変わりやすい自分に疲れていませんか? 気持ちを一定に保つにはどうしたいいのでしょう。この記事では、気分が変わりやすい原因と対処法を心理カウンセラーの小日向るり子さんに解説してもらいました。
気分が変わりやすくそんな自分に疲れている、心あたりのある方はいませんか?
常に一定の気分でいられる人はいませんので、ある程度は仕方がありません。
しかし、頻繁に気分が変化したり、あまりにもアップダウンが激しかったりすると自分が疲れるばかりか、まわりからも距離を置かれてしまう可能性もありますよね。
今回は、気分が変わりやすい人の特徴や原因、そして改善する方法までを解説してみたいと思います。
気分が変わりやすい人の特徴
まずは気分が変わりやすい人の特徴を見ていきましょう。
マイペース
マイペースというのは、まわりの意見や空気に惑わされずに自分のペースで物事を進めていくという意味では長所でもあります。
しかし、集中しすぎると自分の喜怒哀楽を社会性(社会的規範やまわりの空気)に合わせて抑制することができなくなってきます。
その結果、自分が自身の感情に振り回されてしまうことが増えてしまうのです。
完璧主義
物事に白黒つけないと気がすまないタイプ。
グレーという状態が許せません。
そのため自分の中で完璧に納得ができればとてもご機嫌ですが、少しでも外れると非常に不機嫌になります。
昨日までとても尊敬していた上司の欠点がひとつでも見えると翌日は「大っ嫌い」に変わったりするため、まわりも混乱し、疲弊させてしまうことがあります。
物事が長続きしない
仕事もそうですが趣味も長続きしません。
アウトドアにはまってアウトドア用品をそろえ、スポーツジムにはまってジム用品をそろえ、アーティストにハマってグッズを買いあさるなど、次々とのめり込むタイプの人は部屋に物があふれてきます。
その結果、イライラしたり経済的に困窮状態におちいり精神的なバランスを崩したりする危険性もあります。
ペシミスト
ペシミストとは悲観論者という意味です。
つまり、物事を基本的にすべて悲観的に考える癖があるということ。
そのため、デートのときに楽しそうにしていると思ったのに、急に浮かない顔をするので彼氏が心配して「どうかした?」と聞くと「人の気持ちは変わるものだから、この楽しさも永遠じゃないよね」などと言って雰囲気を壊してしまうことも。
ドタキャンが多い
昨日まで行く気満々だったのに、朝起きると行きたくなくなっている、そんなことも多いため、予定のドタキャンが多くなります。