気分が変わりやすい。「気分屋の人」の心理と改善方法
気分が変わりやすい原因
次に、気分が変わりやすい原因を考えていきましょう。実は、成育歴が関係している場合が多いです。
我慢を教育されずに育った成育歴
両親からわがままに育てられた場合です。
幼児期にはありのままを愛してもらうことが必要ですが、幼少期は「我慢」ということを教えられなければ健全な自我は形成されません。
子どもが不機嫌な感情を出すと親がほしいものをなんでも買い与えてご機嫌をとったり、子どもの言いなりになってばかりいたりすると、「感情はすべて吐き出していると思い通りになる」という思考の癖がついてしまいます。
ネグレクト気味の成育歴
ネグレクトとは育児放棄という意味。
特に幼児期~幼少期にかけて、養育をするべき者が愛情をもって生活のお世話をすることを放棄した中で育つと、愛情に飢えた子どもになることも。
そうすると、「こうしたら愛してもらえる?」「これでダメならこうしたら愛してくれる?」といろいろな試し行動をするようになり、その結果心が安定しなくなる傾向があります。