「ガラスのハート」診断。傷つきやすい原因と改善方法
ガラスのハートになってしまう原因
それではなぜガラスのハートになるのでしょうか。
性格形成にはいくつかの要因が複雑に絡み合っています。その代表的なものをあげてみたいと思います。
1.イジメなどの虐げられた体験
幼少期から思春期にかけてイジメなどの辛い体験をすると、どんな場面においてもまたイジメられるのではないかとビクビクする癖がついてしまいます。
さらに、恒常的にこうした体験が続くと「今は味方でいてくれる人も、いつか自分を傷つける側になるかもしれない」といった被害妄想的な思考が強くなり、他人の言動に敏感になっていきます。
2.褒められることが少ない成育歴
たとえば、テストで90点を取ってきた時点で十分すごいのに、とれなかった10点について責められる、常にできるきょうだいと比較されて育つなど、褒められる経験が少ないと、自己肯定感情が育ちません。
そのため、何かがあると「やっぱり自分のせいだ」「自分がダメだからだ」と落ち込むという自動思考が働いてしまいます。
3.ひとりで過ごすことが多かった幼少期
ひとりで過ごすことが多いと、どうしても読書、漫画、アニメ、ゲームなど非リアルな世界との親和性が高くなります。
嫌になったら止めればいい、リセットすればいい、という世界への傾倒はリアルな人間関係における耐性を弱くします。
4.身近な人(両親や家族)との死別・離別体験
自分にとってかけがえのない人との死別や離別体験は、なんらかの変化をおこす際へのハードルの高さにつながります。
「自分が動くことでまた大切な人を失ったらどうしよう」という感情が恐怖となって、足がすくんでしまうのです。
変化をせずに一か所に留まっていることも心の耐性を弱くしてしまいます。