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社会人の飲み会マナーとは? 席・乾杯・お酌の基本を解説

松本繁美(マナーアドバイザー)

佐藤由衣

飲み会での会話やお礼の仕方

最後に飲み会に適した会話内容は、飲み会後のお礼マナーを学びましょう。

会話のポイント

飲み会での会話のネタは、一般的に、スポーツ、テレビ番組、食べ物など、誰にでも受け入れやすいものがよいとされています。

しかし、無理にネタを提供する必要はありません。近くの人が話している内容にあいづちを打ったり、質問をしたりすれば十分です。無理に自分の持ちネタで話を進めなくても、まわりの人の話に参加をすれば盛り上がります。

目配せで話の輪を広げるとGOOD

また、ひとつの話題で話しはじめると、ずっと同じ相手とばかり話し続ける状況が生まれることがあります。こんなときは、黙っている近くの人にもアイ・コンタクトをとりながら話すといいでしょう。

たとえば、5人のテーブルで3人だけ話し込んでいたとしても、あとの2人にも目配せしながら話すのが、スムーズに会話を進めるコツです。

ネガティブな話題はNG

なお、個人攻撃や噂話などはNGです。つい語調が強くなったり口が軽くなったりして、失敗につながりかねません。

お酒に酔っているときは気が大きくなりがちなので、意識して避けるよう気を付けましょう。

締めくくりの挨拶のコツ

同席した上司や幹事には「本日はありがとうございました。とても楽しかったです」「ご馳走様でした。お料理、とてもおいしかったです」「お世話になりました。ありがとうございました」などと挨拶をしましょう。

また、飲み会の翌日に改めてお礼のメールを出すことで、よい印象を与えることができるでしょう。内容としては「昨晩はありがとうございました」とお礼を述べてから、「とても楽しかったです」「とても勉強になりました」など自分の感想を簡潔に伝えるようにします。

素直に感謝を伝え、ネガティブなことを書かなければ問題ありません。

「誰かに見られている」ことを意識して参加しよう

学生時代は許容されていた無礼も、大人、それも会社の飲み会となればよく思わない人はきっといます。社会人の飲み会では、さまざまな年齢や立場の人と同席することが多く、常識力や気遣いの仕方が試される場でもあるのです。

あなたのちょっとした振る舞いも、誰かに見られているということを意識して参加しましょう。

「この場合はどうするんだっけ?」と飲み会でのマナーに迷ったときは、この記事を読み返してみてくださいね。

(文:松本繁美、構成:佐藤由衣)

※画像はイメージです

※この記事は2018年01月30日に公開されたものです

松本繁美(マナーアドバイザー)

1994年に研修会社エル・ステーションLTD.を設立。マナーをはじめとして各種企業研修、講演会のプロデュースを手がける。専門学校の客員講師、雑誌や新聞のマナー記事の監修、TV番組のコメンテーターとしても活躍中。テーブルマナー、冠婚葬祭、ビジネスマナーなど、今どきのマナーのデザインで定評がある。

著書、監修 「ビジネスマナー講座」「冠婚葬祭暮らしのマナー大百科」(日本文芸社)、「大人のマナー基本はこれだけ」(講談社)、「贈るとお返しのマナー」「日常の食卓マナー」「はじめてのテーブルマナー」(主婦の友社)、「女性のためのマナーブック」(大泉書店)など多数

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佐藤由衣

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