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社会人の飲み会マナーとは? 席・乾杯・お酌の基本を解説

松本繁美(マナーアドバイザー)

佐藤由衣

お酌のタイミングと注ぎ方

お酌の飲み会マナー

続いて、飲み会で「しっかりした人だな」と思われるマナーや気遣いのコツをご紹介しましょう。

まずは近くの上司や先輩から

乾杯が終わったら、両隣や手が届く範囲の上司、先輩のグラスにお酒を注ぎましょう。お酒の量がさほど減っていなくても、「どうぞ」と声をかけてお酌をします。

相手がグラスを置くまでお酌を待つ

このとき、相手は「ありがとう」などと答えて、中身を少し飲んでからグラスやおちょこを差し出すはずです。急かさずに、相手がグラスを置くのを待ってからお酌をするのがよいでしょう。

落ち着いたら離れた席の上司や先輩のもとへ

話が途切れたタイミングや、おのおの談笑がはじまったら、離れた席に座る上司のもとにも足を運んでお酌をしましょう。

ビールのラベルは上、下座から注ぐと◎

テーブルの配置や席次にもよりますが、お酌をするときは、相手から見て下座の位置からお酒を注ぐのがベストです。

ビールはラベルを上にして利き手で持ち、もう一方の手を下に添えます。お銚子も同様で、両手でお酌します。

豆知識! 海外のレディ・ファースト

欧米では、女性はどんな場合もお酌をしません。

このマナーを知っている上司は、新入社員や部下であっても女性にお酌をさせないかもしれません。しかし、日本では「宴会マナー」ということで、レディ・ファーストより、上下関係が優先されるのが現状のようです。

「郷に入っては郷に従え」ということわざのとおり、その企業の常識に合わせて振る舞うのがいいですね。仕事も男性に負けないくらいがんばるのですから、宴会でも男女関係ないスタンスで応対しましょう。

ただし、ワインやシャンパンなどを自分たちで注ぐ場合は、男性に任せると◎。「お願いできますか?」などと、上手に頼めばOKです。注いでもらう際に、グラスを持ち上げるのはNGです。つい持ち上げてしまいがちですので注意しましょう。

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