【TGCインタビュー/志尊淳】「一途なのは当たり前」カッコよすぎる恋愛観とは?
11月公開の映画『覆面系ノイズ』で、主人公のために曲を作り続ける少年・ユズ役を演じる志尊淳さん。 2017年9月2日、ファッションフェスタ「マイナビ presents 東京ガールズコレクション 2017 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)に登場し、映画の共演者である中条あやみさん、小関裕太さんと揃ってランウェイを歩く姿を披露しました。マイナビウーマンでは、ステージを終えた志尊さんを直撃! 今回の舞台裏や映画にかける熱い思いについて聞きました。
ステージを終えた志尊淳に直撃インタビュー
中条あやみを助けるカッコいい姿を披露
――ものすごい歓声を浴びていましたね! 今日のステージはいかがでしたか?
いや~、一瞬のひとときでした。会場はすごい熱気で、たくさんの声援もいただいて。出る前はすごく緊張していたんですが、おかげで緊張も吹っ飛びましたね。それくらい楽しかったです! ファンの方の顔も見えました。ボードに「志尊くん」とか「淳くん」とか書いてくれているのを発見して、幸せな気持ちでいっぱいになりました。
――映画『覆面系ノイズ』のステージでは、言葉が飛んでしまった中条さんをサポートされたとか?
ステージでは「中条ちゃんを少しでも助けられたらな」という一心で行動しました。僕は普段役者をやっているので、話だったらサポートしてあげられると思ったんです。あとは、いつも仲良くしていただいているMCの陣内智則さんにフォローしてもらいました。
『覆面系ノイズ』では主人公を一途に思い続けるユズ役に挑戦
――では、そんな中条さんと共演した映画についてもお聞かせください。今回『覆面系ノイズ』でユズ役を演じることが決まったときのお気持ちは?
この映画のお話をいただいたとき、まず原作マンガを読みました。そこで気になったのが、ユズは身長が低い男の子だということ。彼は156cmのキャラクターで、僕の身長は178cm。なんと言っても、原作ファンの方たちが懸念される部分なのではないかと思いました。僕は原作のある作品に出演するとき、背の小さい役をいただくことが多いんです。そのたびに、僕が演じるのはちがうんじゃないかって意見もいただいていて……。でも、やるからにはそれを感じさせないようなユズになりきろうと決意しました。
――小柄なユズを演じるために、意識したことはありますか?
華奢に見せるために体重を4kg落としました。「キャラクターに寄せられるだけ寄せてみよう」と思って人生でいちばん髪も伸ばしましたね。原作をリスペクトしながら、自分なりにユズの魅力が出せたらいいなって意識していました。
――ユズは主人公のニノを一途に思うキャラクターですよね。志尊さんにも、一途な一面はありますか?
僕は一途だと思います! というか「一途であることは当たり前」っていう価値観なんです。だから、浮気なんて考えられない。好きな人に対しては、献身的でありたいって気持ちが強いですね。
――女性たちがキュンとくる価値観ですね! ちなみに、映画は片思いがひとつのテーマにもなっています。ご自身は、追う恋と追われる恋、どちらがいいですか?
追う恋がいいです。追っているときのほうが楽しいし、何より燃えますね! この仕事をしていなかったら、まちがいなくガツガツいくタイプです。
――では、女性から積極的に来られると引いてしまう?
それが僕、女性から来られても引くことはなくて。逆に「その人を知ろう」と思うきっかけになるんです。恋愛対象として見ていなかった相手でも、「好き」と言われたり、好意を持った態度を見せられたりすると、相手の女性のことを知りたいなって感情がわいてきますね。
劇中バンドがメジャーデビュー! 楽曲に込めた思いとは?
――先日、劇中バンド・イノハリ(in NO hurry to shout;)のメジャーデビューも発表されました。こちらはどんな楽曲になっていますか?
メインとなるのは、MAN WITH A MISSIONさんが楽曲提供してくださった「Close to me」という曲です。すっーーーごくいいんです。“いい曲”という言葉で表現してしまうのはもったいないくらい。
――志尊さんご自身は、この曲に対してどんな思いがありますか?
これは、ユズが作っている設定の楽曲なんです。ユズが長い間、主人公のニノに歌ってもらいたいと思い続けてきた曲なので、役を演じた僕も強い思い入れがあります。それをMAN WITH A MISSIONさんには本当に素敵な曲として書いていただいて。旋律や歌詞をもらってからは、そこに込められた思いを表現するようにお芝居をしました。
志尊淳が人生で一番思い入れのあるファッションアイテムって?
――続いては、TGCにちなんでファッションについてもお伺いします。志尊さんは女性のどんなファッションが好きですか?
カジュアルな服装ですね。ヒールを履いている女性は、一緒に歩いていると気を遣ってしまうので。逆にスニーカーを履いている女性は、飾っている感じがなくていいなと思います。自然体な女性のファッションに、すごくキュンとするんです。カジュアルな服装の女性と海やBBQデートがしたいですね。ドライブにも連れていってあげたいな。
――ご自身はサーフィンやドライブをよくされるんですよね。
そうなんです! 一緒に来てくれるなら、それはもうウェルカムです。
――志尊さんは靴を集めるのもお好きだと聞きました。なかでも人生で一番思い入れのあるアイテムってありますか?
この仕事をはじめてから自分で買った「RICK OWENS(リック・オウエンス)」というブランドのハイカットスニーカーです。ずっと欲しかったんですが、金額も高いので買うまでの一歩がなかなか踏み出せなくて。
――では、いつごろ購入を?
買ったのは4年前くらいかな。人生初の大きな買い物でした。仕事でもらえるようになった給料を貯めて「絶対買おう」と思っていて。その信念を曲げずに仕事をがんばりました。
――仕事をがんばる軸になった靴なんですね! 今でもよく履きますか?
今となってはいろいろな靴を何足も持っていますが、やっぱりこの靴は一番履いています。すでに元を取ったと思えるくらい。ヘッドが大きくて、存在感があるのも気に入っているポイントです。高いスニーカーは生地がしっかりしている分、履きづらいことがあるじゃないですか。でも、これはすごく履きやすくてデザインもカッコいいんです。だから、大好きなスニーカーです!
かわいさとカッコよさが共存する。今しか見られない志尊淳の魅力
これまで、女性顔負けのキュートな役柄を演じることが多かった志尊さん。撮影序盤は上目遣いやはにかんだような笑顔で視線を送り、現場をキュンキュンさせてくれました。その合間にふと大人の顔をのぞかせ、ドキリとさせてくれる瞬間も。今の志尊さんは、まさに少年のようなかわいさと色気たっぷりのカッコよさが共存する絶妙な時期。インタビュー中も、一途な恋愛観を語りながらぐっと意思の強い眼差しを向けるなど、時折見せる男の顔に終始ドキドキしてしまいました。
ビターなコーヒーとミルクが混ざり合うときのような、一瞬のキラキラをまとう志尊さんが見られるのは今だけ。2つの魅力が融合し、人々の心を惹きつけてやまない彼が映画ではどんな姿を見せてくれるのか、今から公開が楽しみですね。
志尊淳(しそんじゅん)プロフィール
1995年3月5日生まれ。東京都出身の22歳。2014年にスーパー戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」で主演を務め、人気を集める。その後もW主演ドラマ「きみはペット」(フジテレビ系)や映画『帝一の國』などの話題作に出演。11月25日に映画『覆面系ノイズ』が公開される。
(取材・文:井田愛莉寿/マイナビウーマン編集部、撮影:三宅祐介)
※この記事は2017年09月21日に公開されたものです