【管理栄養士監修】おからの持つダイエット効果と食事への取り入れ方
おからを取り入れたダイエットの方法&注意点
おからが持つダイエット効果がわかったところで、続いて実際の方法について見ていきましょう。1回あたりの摂取量や、食べるタイミングについて教えてもらいました。
おからを取り入れたダイエットの方法
いつでもメニューにプラスできるよう、おからを取り入れた一品を常備しておく手もあります。これを行うだけで、「食物繊維」の摂取量を格段にアップできます。
注意点
食べすぎはおなかが張ってしまう原因に
おからに含まれる不溶性食物繊維は、水分を吸収するため食べ過ぎるとおなかが張ってしまうことがあります。また、「けいれん性便秘」(環境の変化など精神的なストレスや自律神経の乱れによって起こる便秘)の人が食べ過ぎると、症状が悪化してしまう可能性も。そのため、いくら食物繊維が多くて栄養価に優れているといっても食べ過ぎは厳禁です。
調理する際は、「水分」は多め、「油」は控えすぎない
おからは水分を吸着するため、調理する際は水分を多めに、または摂取する際に水分を一緒に摂ることが重要です。また、ヘルシーに仕上げたいからといって油を少なめに調理するとおいしくなくなってしまうため、油は控えず適度に量を使い、おいしく仕上げましょう。ダイエットは低カロリーではなく、高栄養(カロリーだけでなく様々な栄養素)を意識することが重要です。
生おからは賞味期限に注意
おからは、生タイプと乾燥タイプがありますが、生おからは賞味期限が短いため購入したらすぐに使う必要があります。栄養価はどちらも変わりませんが、乾燥おからの方が少しコストがかかるでしょう。
乾燥おからを使うときは、3~3.5倍の水で戻してから使います。生おからは、冷凍もできますが、1週間ほどで使い切った方がいいでしょう。弱火で15分ほど乾煎りしてから冷凍させると1カ月ほどもちます。また、炒り煮やハンバーグなど、調理をしてから冷凍する方法もありますが、こちらも1~2週間で食べきるようにしましょう。