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「美人は三日で飽きる」は嘘なのか。なぜ中身が大事か考察してみた

小日向るり子

「美人は三日で飽きる」は本当か嘘か

「美人は三日で飽きる」説が本当か嘘か、という二択で答えるのであれば、これは嘘です。「最初に会ったときはすごく美人(イケメン)だと思った人も、日が経つとそんなふうに感じなくなることがよくあるけど、これは飽きたということではないの?」と思う人もいるかもしれませんね。しかし、それは飽きたのではなく「慣れた」ということです。正確に言うと、「美人は三日で飽きる」のではなく「美人も三日で慣れる」というのが正解です。

「美人は三日で飽きる」と対になる言葉で「ブスは三日で慣れる」という言葉もありますが、結局は美人でもそうでなくても慣れはどのような容姿でもあるということ。慣れの感情というのは、誰にでも、何に対してでもあります。前述しましたが、初対面では相手の見た目が好感度の高さにおいて重要ですので、最初は美人のほうが得をしていると言えます。しかし、恋愛の土俵において「美人と張り合ってもどうせ負けるから」と諦めて最初から土俵を下りる必要はありません。

たとえば、100%自分好みの人形を作ったとします。美しいなぁ、とは感じると思いますが、その人形に恋愛感情は抱けませんよね。キレイな絵画を部屋に飾っても、キレイだという感情は持ちますが、恋愛感情はないですよね。つまり、人の外見は物と同じ。人が恋愛感情や情を抱くためには、「相手とのコミュニケーション」が必須なのです。さらに、そのコミュニケーションの中に楽しみや安らぎを見出すことができれば関係性はずっと続いていきます。美人な女性は「物体」としての最初の優位性はありますが、そこに人間性がともなわなければ持続性はありません。

「美人は三日で飽きる」という言葉は、言葉その通りに解釈するよりも「いくら美人でも性格が合わなければ三日で終わりになることもある」という意味で解釈するほうが適切と言えますね。

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