やっぱり不安! 老後の生活費のために実践していること
「老後」と聞くと、遠い先のことのように感じながらも、先の見えない時代にあって、漠然とした不安を感じている人が多いかもしれません。20~30代の今から、老後の生活費確保のためにできることがあるとしたら、それはどんなことでしょうか。仕事を持つ男性に聞いてみました。
貯蓄
・「今一生懸命働いてお金を貯めることではないでしょうか」(37歳/運輸・倉庫/その他)
・「その年代で必要なお金を計算しながら計画的に貯蓄すること」(39歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「毎月一定額を貯金すること。個人年金に加入すること」(38歳/不動産/専門職)
回答者の半数以上が、老後の生活費確保のために、今からできるのは「貯蓄」だと答えました。貯蓄の方法としては、定期預金、毎月の積立て、貯蓄型の保険など、さまざまな金融商品があがりました。
株、FXなどの投資
・「少ない資金でも投資をする。期間が長ければ利益が出そう」(36歳/その他/事務系専門職)
・「個人での資産運用とある程度の貯金」(38歳/運輸・倉庫/営業職)
・「堅実に貯金をしながら、低レバレッジでFXをすること」(36歳/その他/その他)
「投資」を考えた人の多くは、投資のみではなく、貯蓄とあわせてバランスよくやっていきたいと考えているようです。今から勉強することで、リスクをなるべく負わない投資方法を見つけたい、との声も。
節約
・「無駄遣いをしないことにつきる」(37歳/情報・IT/技術職)
・「浪費しない生活習慣だろうか」(34歳/その他/その他)
・「生活レベルを必要以上に上げ過ぎない.貯蓄する習慣があれば手に入る生活費に応じた生活でそこそこ満足できると思う」(31歳/学校・教育関連/技術職)
老後の生活費確保のために、お金を増やすことを考えるのではなく、節約してお金を使わない暮らし方を目指そうとするものです。「燃費のいい車に変更」という具体策も出ました。
不動産
・「とにかく貯金と家を買う。退職してからもリフォームできるだけのお金を貯金する」(30歳/小売店/販売職・サービス系)
・「貯金か、資産をもつことかな?土地を持つのはいいかも」(39歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
家や土地などの不動産を持っていると、資産になり、老後の安心につながりますね。
年金
・「年金をきちんと払う。家を買って資産にする」(38歳/その他/販売職・サービス系)
・「貯蓄で賄うのはなかなか難しいと思う。年金をしっかりと払っておくことくらい」(33歳/マスコミ・広告/専門職)
「年金はあてにできない」と考える人が増えつつあるこの頃ですが、やはり一般には、老後の生活にとって年金は無視できない収入源なのではないでしょうか。年金だけに頼るのではなく、貯蓄や投資、不動産などとあわせて「年金も」と考えている人が多いようです。
まとめ
老後の生活費確保のために、「貯蓄」が最も支持されました。また、投資、年金、節約などが有効だとする人でも、必ずと言ってよいほど「貯蓄」をセットで考えています。地道にコツコツと続けていく「貯蓄」は、日本人のメンタリティーに合っているのかもしれませんね。
※画像はイメージです
※『マイナビウーマン』にて2016年8月にWebアンケート。有効回答数208件(22歳~39歳の働く男性)
(フォルサ/佐上ひさ子)
※この記事は2016年09月04日に公開されたものです