お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

コラム デート・カップル

【妖怪女ウォッチ】File13:ときめき至上主義女子

ぱぷりこ

「自分は普通の常識人」それは認知の歪みです! 私も妖怪、あなたも妖怪、みんな妖怪。分析妖怪ぱぷりこが、恋するアラサー女子の中に潜む「妖怪女」の特徴、思考回路、進化予想、お祓い方法を解説します。楽しくウォッチして、必要ならば供養しましょう。

分析妖怪ぱぷりこが、恋するアラサー女子の中に潜む「妖怪女」の特徴、思考回路、進化予想、お祓い方法を解説します。楽しくウォッチして、必要ならば供養しましょう。今回はときめかない男性とは付き合えない! 熱しやすく冷めやすい「ときめき至上主義女子」が登場です。

■「ときめき至上主義女子」の基本スペック

●分類群

恋愛脳目 ドーパミン中毒科

●危険度

★★★★☆

●特技

ときめきエンジン噴射、猛アタック、浮気、二股

●生息地

全業種・職種の総合職に幅広く分布。

●生息地における遭遇率

5~10%

●特性

・恋愛大好き!
・恋愛漫画、恋愛映画も大好き!
・ていうかときめき・ドキドキが大好き! ときめかない男は電柱!
・恋愛で相手を選ぶ基準は「ドキドキするかどうか」
・そこそこかわいく、自己肯定感が高い
・良くも悪くも素直
・好奇心が高く、飽きやすい。物事を続けられない
・思考より行動
・短期恋愛を繰り返す
・好きになった人、付き合った人は多いが、続かない。1年以上続くと長い方
・萌えポイントは人によって異なるが、遊び人にはまりやすく奥手男子に厳しい傾向
・自分の好みを把握していない、正しく人に伝えられない
・彼氏ができても、ときめきがなくなると浮気・次の男に走る
・浮気・二股がばれて修羅場になったこともあるが「ときめかないんだもん!」と正当化
・「安心させてくれる人にはときめかない」などと言い、「ときめきか安定か」という2択で考える

■詳しい生態

ときめき至上主義女子は、恋愛をする時に「ときめける or not」で判断する女子です。相手の年収・スペック・顔などはそこそこ気にするものの「ときめき」「ドキドキ」という圧倒的存在の前においては無意味。逆にときめけるなら、女癖が悪かろうが、彼女持ち、既婚者だろうが、「好き!! ときめきエンジン発射!!」と全力で突っ走ります。

それなりにかわいく「自分は恋愛経験がある」という自信があるためか、猛アタックが成功する確率はそこそこ高いです。彼女たちはときめきエンジンがかかっている間はとにかく好き好きと愛情表現をしまくり、褒めたたえ、尽くすことが多いため、ラブラブ期間中は幸せに過ごせます。

問題はラブラブ期間を過ぎた時です。基本的にときめき至上主義女子は、熱しやすく冷めやすいです。そのため、早い人は数カ月~半年、多くは1年を過ぎると「前ほどときめかない……」とテンションがだだ下がり。「恋愛=ときめき」という彼女たちにとって、ときめけない彼氏など電柱と同じだからです。

これまでの経験上「ときめけない人とは付き合えない」と思っているときめき至上主義女子は、次のときめきを探して旅に出ます。彼氏とさっさと別れる子もいますが、彼氏と付き合いながらときめきを「外注」=浮気・二股に走る女子も多いです。浮気がバレて修羅場になって別れる経験がやたら多いのが、ときめき至上主義女子の特徴です。

浮気しても、ときめき至上主義女子は悪びれないし、反省しないし、改善もしません。彼女たちにとって「ときめき」は神様です。まわりからいさめられようが、恋人を傷つけようが、「だってときめけないんだもん、つまらないんだもん」という理由がすべてを上回るからです。むしろ「ずっとときめける男性がいないのが悪い!」と無邪気に考えているぐらいです。

そのため、ときめき至上主義女子の恋愛は「数は多いけど短い」短期サイクルをぐるぐる回す傾向にあります。

この短期サイクル恋愛は、20代前半までは大した問題にならないので、彼女たちはときめきドリブン恋愛を続けます。困り出すのは、まわりがバタバタと結婚していくのを見て焦りだした時です。その時になってようやく彼女たちは「1人の人と長期的なパートナーシップ」を築いたことがない自分を発見して、「あれ、自分もしかしてやばい?」と思い出します。

なぜなら結婚は「1人の人と長期的なパートナーシップ」そのものだからです。現行の結婚制度は不倫を認めないし、彼女たちも離婚前提で結婚するほど覚悟を決めているわけではありません。婚活をはじめた途端、ときめき至上主義女子の恋愛はとてつもなくハードルが上がります。

恋愛=ときめきの彼女たちは当然、「死ぬまでときめける相手を探さなきゃ!」となりますが、これは基本的に不可能です。彼女たちが「ときめき」と呼んでいる神経伝達物質「ドーパミン」は最長で3年しかもたないと言われています。つまり「死ぬまでときめける=3年以上ドーパミンを出し続けられる相手」はいません。そうなると「ときめき至上主義」をどうにかするしかないのですが、彼女たちにとって「ときめき=恋愛=最高にいいもの」となっているので、ここを外そうとはしません。

彼女たちの結婚は、相手を見つけられないか、やっぱりときめかなくなって不倫するか、の2択に落ち着きます。

■見つけ方

ときめき至上主義女子は、女子会や飲み会で簡単に見つけられます。恋愛が第一で自己肯定感が高いため、自分の恋愛話を自ら語ってくれます。素直な子が多く、笑える恋愛ネタも豊富なので、同性の友人としてなら一緒にいて楽しい相手です。

主な会話の切り口は「好きな人ができたの!」か「今デートしてる人(彼氏)、全然ときめかない!」の2択。恋愛の判断軸を「ときめき」で判断しているならときめき至上主義女子の可能性が高く、「ときめき」五段活用が1回の飲み会で10回以上出てきたら確実です。

また、彼氏の数は多いが続かない、いつもちがう男のことを話している、浮気に悪びれないなどの特徴でも判断できます。

■妖怪化を防ぐ方法

ときめき至上主義女子が「このままだとやばい」と思う理由は主に2つ。まわりから「彼氏と続かないなんておかしくない?」と言われて自身に疑問を抱いた時、結婚を考えた時「ときめける結婚相手が全然いない」となった時です。

どちらも根本の問題は「ときめきを優先するために、1人の人と長期的なパートナーシップを築けない」という点です。

予防方法とは異なりますが、まずは本気で「1人の人と長期的なパートナーシップを築きたいのか」を自分に問いましょう。「1人の人と長期的なパートナーシップを取るか、複数の人と短期恋愛を繰り返すのか」を選ぶのは個人の自由です。まわりの意見や思い込みに振り回されている可能性が高いので、まずはここをきちっと考えることが先決です。

それでも予防したいなら、「自分は外部刺激に依存している中毒患者である」と自覚することからはじめましょう。「ときめきたい」というと「自発的にいいものを求めてる」ように聞こえますが、その実態は「外部刺激によるドーパミン放出を待つ中毒症状」です。強い外部刺激に依存しないと楽しさや面白さを感じられない状態であり、薬物中毒者やギャンブル依存者に似ています。「ときめき」をいいものとして崇拝するのではなく、「快楽だが依存すると危険」なもので、自分はその危険なものに振り回されている、と自覚することです。

次に考えるべきは「なぜ自分は外部刺激に依存しないと楽しめなくなってしまったのだろう?」という問いです。ときめきを外部委託しないと楽しめないということは、自分で自分を楽しませられないということです。つまりときめき至上主義女子は「本人がつまらない人間」「強い刺激じゃないと快楽を感じられない不感症」であることが多いです。

「おもしろい番組がないよー! なんで!? 毎日がつまらない!」とコンテンツ業界に文句を言う人を想像するとわかりやすいかと思います。おもしろい番組がなくても趣味・勉強・仕事などに面白さを見つけられる人はいくらでもいますし、おもしろいコンテンツがないなら自分で作る人もいます。しかし、文句を言う人は「自分は何もせずに与えてもらう」受け身前提で、そこから動きません。だからいつまでも外部刺激=ときめきを外に求め続けるのです。

外部刺激に依存している理由は人によるので、ここは自分で考える必要があります。どちらにせよ「ときめき=すてきなもの」という思い込みを捨て、「私は強い刺激を欲している、なぜ?」と哲学することが肝心です。

(文:ぱぷりこ イラスト:ほそえあみ/OFFICE-SANGA)

★次回は8月4日(木)逢魔時※17時に更新予定です。お楽しみに!

バックナンバーはこちら

お役立ち情報[PR]