
【キレイの相談室】肌色にピッタリ合う「ファンデーション」の選び方って?
「もっとメイクがうまくなりたいけど、何からすればいいのかわからない」「自分の肌には、どんなタイプの化粧品を選べばいいの?」など、「キレイ」にまつわるさまざまなお悩みに、ヘア&メイクアップアーティストの野口由佳さんがお答えします!
店頭では「肌色に合ったファンデーション」を選んだはずなのに、翌日つけてみると「あれ? なんだか肌の色と合っていない……」と思うことってありますよね。今回は、失敗しない「ファンデーションの色選びのコツ」について、紹介します。
<今回のお悩み>
ファンデーションを選ぶとき、どこで色を合わせればいいかわかりません。手の甲で試すのですが、なんか色がちがうような……。自分に合ったファンデの色は、どうやって選べばいいのでしょうか?(26歳/宮崎県/秘書・アシスタント職)
<Answer>
首の色に合わせるのがオススメ。白浮きが気になるときは、いつものファンデより「ワントーン暗め」を選ぶ手も。
■首の色と合わせると、「浮かない」自然な色に
顔だけ白く浮いたり、素顔の状態と比較して不自然にピンクや黄味が強いと感じるときは、ファンデの色選びを疑いましょう。
ファンデを塗って試すとき、ベストな場所は「首」です。首の色と合っていれば、顔に塗ったとき首との違和感がなくなります。特に、こめかみに近い頬のすぐ下あたりがオススメ。顎の影になりにくい位置なので、色を確認しやすいです。
化粧品を試すときによく使う手の甲は、塗り心地を確かめる程度と考えてください。手の甲は日焼けしやすく、顔や首とかなり色が異なるので、色選びには向いていないんです。
■ワントーン暗めで白浮き防止
白浮きが気になるときは、「ワントーン暗め」のファンデを選べば、それだけで解決することもあります。
今使っているファンデから暗い色に変えるのは、顔色が暗く見えてしまわないか心配になると思いますが、ワントーンであれば白浮きを抑えながらも暗く見えない程度の、自然な色になります。
■色選びの間違いが、くすんで見える原因に
また、肌の色と合わないファンデは、くすみを招いてしまうこともあります。ファンデは時間が経つにつれ、目のまわりや鼻のわきなど、よく動くところから取れていきます。
肌の色とファンデの色が合っていれば、ファンデがよれたぐらいの印象。でも、素肌より明るすぎるファンデの場合は、その下からあらわれた肌が不自然に暗く見え、くすんで見える原因になってしまいます。
■ファンデでは肌の色は変えられない!
あと、ありがちなこととして、あこがれの色白やピンク系の肌に近づきたいと思うあまり、つい、自分の肌の色と離れたファンデに手が伸びてしまうこともあります。
ファンデで肌の見た目の色は変えられても、もとの肌の色は変わりません。好きな肌の色になれても、不自然な印象を与えてしまいます。ファンデは肌のキメなどの質感を整えるものと考え、気になるところはコンシーラーなどで部分的に調整することで理想の肌に近づけましょう。
■肌の調子に合わせて塗り方を調節
上級者向けのテクニックでは、肌の調子に合わせてファンデのつけ方を変えると、さらにキレイを目指せます。
肌荒れが気になるときは、しっかりめに塗ってキメを整えて。肌の調子がいいときは、下地を塗ってからパウダーファンデをつけたブラシで顔全体をひとなでするだけでも、キレイに仕上がります。
ファンデは顔のすべてを覆うため、色や塗り方によって顔の印象を大きく変えることができます。ファンデの色が決まれば、それだけで美人度もアップ。上手に使っていきましょう。
<オススメのファンデーションは?>
●パウダータイプならコレ!
クリニーク イーブン ベター パウダー メークアップ ウォーター ヴェール 27
ナチュラルで軽い使い心地なのに、毛穴はしっかり目立たなくしてくれます。パウダーなのに乾燥し難いところもオススメ。
全10色 5,700円(税抜・コンパクト込)
●リキッド・クリームタイプならコレ!
ベアミネラル CR ティンテッド ジェル クリーム
みずみずしくのびがいいので、クリームなのにリキッドのように使えます。ミネラルにより、いい感じのツヤが出るので、ツヤ感のある肌が好きな人に特にオススメです。
全5色 3,800円(税抜)
<今回のまとめ>
・ファンデの色あわせは「首」で
・手の甲での色あわせはNG
・白浮きは、ワントーン暗めファンデで解決!
・素肌と比べて明るすぎるファンデは、くすんで見える原因になるので要注意
・ファンデで理想の肌の色を目指さない! 素肌を生かした肌づくりを
監修:野口由佳
ヘア&メイクアップアーティスト。ROI所属。今時のトレンド感と女の子らしいかわいさを兼ね備えたメイクが得意。雑誌や広告、テレビで活動中。
★BACKNUMBER★
第2回:ぶきっちょさんでも! 「アイライナー」をキレイに引くコツ
第1回:春先の「紫外線対策」って、結局どこまですればいいの?
※画像はイメージです
(取材・文/齋藤純子)
※この記事は2016年06月06日に公開されたものです