生しらすは恐怖! 日本人が普通に食べているけど外国人はガクブルな食べ物
山に降った雨は、養分を含んだ水となって大地を潤し、海に流れます。日本が風味豊かな食材に恵まれたのは、海に囲まれた山の多い島国であることが大きな要因のひとつ。
何を食べても美味しいし、魚も新鮮。だからこそ生で食したい、という、わたしたちにとっては普通のことが、異様な独自の食文化に映ってしまうことがあるようです!?
今回はそんな欧米人の声をご紹介します。
生しらすは恐怖!
「魚を丸ごと食べるなんて、ドイツでは考えられません。内臓には食べてはいけないものも詰まっていそうだし、それを生で食べるなんて!
特に生しらすは、たくさんある小さな目が四方を見ているのに、口に入れるあの様子!
ホラー映画さながらのように感じます」(ドイツ人・プログラマー・32歳)
「でも、美味しいですよ?」と、思わず反論したくなる意見ですが、日本人でも苦手な人はいますよね。生ものを食べない習慣の国出身の方にとっては、恐怖映画を彷彿させてしまうようです。
残った骨は捨ててほしい
「ミシュランの星がついた居酒屋さんに行きました。美味しく魚をいただいたあと、出てきたのは残った骨 を揚げたおせんべい!?
粋なサービスとして出されたものの、必死の思いで食べましたが、ポリポリした食感のあとは口の中が傷付きそうで、とても食べ物だと思えないのですが……」(フランス人・エンジニア・28歳)
自分たちが食べたものを無駄にせず、骨せんべいにしてくれるなんて本当に粋ですよね。しかしフランス人には馴染みのない食感なのかもしれません。
イカやタコは吐き出すもの?
「いつ飲み込んでいいのかわからないのがイカとタコです。ゴムを噛んでいるようにいつまでたっても小さくならないので飲み込むことができません。醤油をつけないと味がしないし、一体何が美味しいの?」(オーストリア人・36歳・営業)
幼い頃、イカを飲み込むタイミングがわからなかったのことがありませんか?
大人になると食感を見越して口にすることができますが、慣れが必要な食材かもしれませんね。
軟体動物を食べる習慣が少ない欧州では、タコは悪魔扱いされることもあるとか。美味しいのに……。
安定の不人気はやはり納豆……
「玄関を開けた瞬間に、納豆が家の中にあるかどうかわかるようになりました。何日も履いたままでシャワーもせず走りづつけたようなあの独特の臭い!
わざわざ大豆を腐らせて喜んでいる日本人には疑問符だらけになります」(アメリカ人・29歳・金融)
戦国時代、藁に包んだ大豆を非常食に持ち歩いていたところ、腐ってしまい、空腹に耐えられず死ぬ気で食べたところ、かえって元気になったというのが納豆のルーツのようです。
独特の匂いを苦手に思う日本人も多いですが、外国人には狂気の沙汰のように映ってしまうこともあるようです。しかし臭いの表現が上手ですね。
いかがでしたか? あなたの周囲の外国人にも感想を聞いてみると面白そうです。
(パツワルド敬子)
※この記事は2015年12月29日に公開されたものです