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細かいかもしれないけど……気になる! 「鍋パーティー」でのマナー違反4選

森川ほしの/OFFICE-SANGA

冬に食べたくなるメニューと言えば、やっぱり鍋料理でしょう! 家族や気の合う仲間たちと鍋を囲めば、自然と会話も弾みます。最近は新しいパーティースタイルとして、海外でも日本の「お鍋」が注目されているのだとか。ただ、「みんなでひとつのお鍋を囲む」というスタイルだからこそ、気をつけたいのがマナーです。世の女性たちは鍋パーティーで、どんなマナー違反を気にしているのでしょうか?

お箸の使い方問題

・「取り皿によそうときに、自分の箸ではなく、取り箸を使ってほしい」(28歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「直箸は衛生面が気になってしまう」(27歳/建設・土木/事務系専門職)
・「生肉を自分の箸でつかむ人」(26歳/情報・IT/事務系専門職)

「取り箸が必要」派と、「お鍋は自分の箸で取って食べるもの」派に意見がわかれますよね。ただ気になる人も多いようなので、取り箸を使った方が無難かも。生肉を自分の箸で……というのは、マナー云々よりも、その人の体が心配になってしまいます。

みんなのお鍋でしょ?

・「具を取るときに選んで取る、よけたりする」(24歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「好きなものばかり、自分の好きなペースで取っていく人」(32歳/学校・教育関連/営業職)
・「鍋をごちゃごちゃ混ぜる」(26歳/運輸・倉庫/営業職)

好き勝手にお鍋の中をかきまわし、好きな具を探り出す……。これはもう、完全にマナー違反! いろんな具材が入っているからこそ、お鍋はおいしいのです。ほかの人のことも考えて、バランスよく取っていきましょう。

スープが……

・「鍋のスープに、塩を大量にかけている」(27歳/食品・飲料/営業職)
・「鍋の汁をとりすぎて、最後の締めのときにたりなくなってしまう」(23歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

お店で食べているのなら、だし汁の追加を頼むこともできるでしょう。しかし、家飲みのときにだし汁の残りがなかったら……。どんどんだし汁を取ってしまう人には、「締めのこと考えて!」と言いたくなってしまいます。

鍋奉行は嫌われる?

・「勝手に材料を入れる」(30歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)
・「やたらと取り分ける人」(30歳/通信/事務系専門職)
・「鍋奉行。雰囲気がピリピリしてしまって盛り下がる。おいしいのかもしれないが楽しめない」(24歳/食品・飲料/専門職)

「今が食べごろだから、さあ取って!」だの、「この具材はまだ触っちゃいけない」だの、アレコレ口出しされると、せっかくのお鍋もおいしくなくなってしまいますよね。調理してくれるのはうれしいですが、こだわりすぎるのも考えものです。

みんなで食べるから、よりおいしくなるお鍋。しかし、そのためにはお互いの協力が必要ですよね。ほかの人のマナー違反が気になり、楽しめなかったという女性も多いようです。ほかにも、気をつけるべきマナーはあるのでしょうか? マナー講師の平松幹夫先生に聞いてみました。

マナー講師のアドバイス

「やはり、鍋に一番近い人が、味の調整や具材の追加を担当するのが自然ですね。そして、その際には『だしが出る具材や、火の通りにくい具材を先に入れる』程度の基本的な鍋の作り方くらいは、守った方が良いと思います」(平松先生)

鍋の近くに座っているのに、まったく動かないというのは、マナー違反にあたるかもしれませんね。

「自分以外の人に取り分けてあげるときは、『取り分けましょうか?』『嫌いなものはありませんか?』と一声かけることをオススメします。また、取り分けてあげるときは、できるだけ煮えごろのものを選んで。煮えすぎたようなものは、さりげなく自分で取って食べられるような人は、マナー美人です」(平松先生)

「お箸問題」についてはいかがでしょうか?

「せっかくひとつのお鍋をつつくのですから、あまり気にしすぎない方が良いとは思います。ただ、中には気にする人もいますので、最初に『各自、自分の箸で取って食べましょうか?』と一声かけると良いかもしれません。もしそれでも気になる人がいたら、取り箸を準備すると良いでしょう」(平松先生)

まとめ

まだまだ、お鍋のおいしい季節は続きます。オシャレなレストランでディナーも良いですが、ときにはワイワイ、みんなでお鍋をつつく女子会も素敵ですよね。日本の素晴らしい食文化でもある「お鍋」。その魅力を存分に味わうために、具材だけでなく、マナーも持ち寄るようにしましょう。

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数131件(22~34歳の働く女性)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年12月16日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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