矢沢心「出会いが結婚につながった理由とは? 選ばれる女性になる秘訣」vol.3
矢沢心スペシャルインタビューの1回目は出会いのエピソード、2回目は告白のエピソードに焦点を当ててきました。最後となる3回目は、結婚を意識したきっかけについてお聞きします。
●付き合って約6年で結婚! 結婚を意識したきっかけとは?
矢沢さんから告白してお付き合いに発展しましたが、付き合ってから結婚までの約6年は順調だったのでしょうか?
「別れようと思ったことはなかったのですが、相手は(格闘技の)選手でしたし、それは大変でした。一緒に住んでいたので、ケンカをしたときがきつかったことはありましたね。彼も『どこかへ行ってもらいたかった』と語っていたことがありましたけど(笑)。あとは、よく遊ぶ人だったので、門限を決めたりもしました。でも、門限を決めたとしても帰って来なくてどこで何をしているかわからないときもありました。まわりに女の子も多かったので心配でしたね」
彼の交友関係が広かったり、同棲していればケンカをしても逃げ場がなかったりと、交際中に不安もあったという矢沢さんは、どのように気持ちをコントロールしていたのでしょうか?
「難しいですよね。自分との戦いだと思います。私の場合、あまり期待する性格ではないので、これでダメだったら『見る目がなかったのかな』『この人とは縁がなかったんだな』と思うようにしていました。(不安はありましたが)彼は、本当にやさしいんですよ。だから、チャンピオンになりたいという彼の夢を実現するために寄り添いたい、支えたいという気持ちが強かったんです」
長く付き合っている彼がいる場合、20代後半になると結婚を意識する女性は多いと思いますが、矢沢さんはどうでしたか?
「結婚を待つことはしなかったんです。自分が『結婚』を意識すると、相手にも何かを求めることになると思うんです。そうすると、叶わなかったときにフラストレーションがたまってしまったり、強い束縛になってしまうこともあります。そうならないために、大事なのは、尽くすことだと思います。『これだけ尽くしてくれるから結婚しなきゃ』と思わせることでしょうか」
尽くした相手に責任をとってもらう、ということでしょうか?
「彼はそうだったみたいです! これだけしてくれたのに、結婚しないということはないだろうと思っていたみたいで、ある取材のときに言っていました。私は純粋に支えたいと思っていたんですけど、彼はそう捉えてくれていたみたいです。彼が『チャンピオンになりたい』と思っていたので、私は彼にとっての食事の大切さを学んで、トレーニング後にすぐ食事ができるよう準備していました。それが、彼に伝わったということだと思います。(男の人が)遊ぶ相手は美人な人が多いけど、結婚をする人はそうじゃない場合が多いじゃないですか。それって、フランス料理はたまに食べるとおいしいけれど、日本食は毎日食べてもおいしい、そういうことなんじゃないかな。彼が以前そう言っていたときに、『じゃあ、日本食になればいいんだ』と思いましたね。私は手の込んだフレンチを一生懸命作るのではなくて、最低限おいしいご飯を家で作って待っていることができれば、彼は帰ってきてくれるんじゃないかなと思っています」
実際のところ、結婚は、いつから意識しはじめたのでしょうか?
「付き合って4年目くらいでしょうか。彼の両親はお母さんがいつもニコニコ笑っていてひまわりみたいで、お父さんも家庭のことを手伝ったりしていて、嫁でもない私がいつ来てもあたたかく迎えてくれて、こんなお家って素敵だなと思っていました。そんなときに、彼がお父さんに似てきたんですよね。今まで生活リズムが不規則だったのが、早寝早起きをするようになって、3食きちんと食べて、日曜日は洗車をして……。そこで、『この人と結婚したらこんな風になるのかな』と未来像が見えたんです。『この人とだったらこんな家庭が築けるのかな』と結婚を意識するようになりました」
結婚のタイミングはどんな風に決まったのでしょうか?
「そのころ彼は現役の選手で、『頂点をめざす』と言っているような時期だったのですが、そんな中、『そろそろ籍を入れようか』と彼から言われました。『はい』と返したけど、『本当かな』と期待しないでいたのですが、付き合った日と出会った日が近かったので、そこの近くでいい日に籍を入れようか、と話をしました。チャンピオンシップの大会の前で、結婚して負けたと言われることがプレッシャーだったとも思います。私も結婚したのにチャンピオンにさせてあげられなかったらどうしようという不安もあったので、その時期じゃないほうがよかったのかもしれませんが、結果的にはうまくいってよかったですね」
最後に、結婚につながる出会いを求めるアラサー女性たちに、アドバイスをお願いします。
「私が彼に出会ったのは、占いで12年に一度の大恋愛期と言われていた年なのですが、そんな年の最後に主人と出会って、そういえばあの占いは当たっていたと思うことがあったんです。そういう意味ではどこに出会いがあるかわからないですし、終わりまで何があるかわからないと思うんです。ただ、出会いを期待しすぎるとフラストレーションになることもあるので、期待しすぎず自分磨きをしながら好きなことを見つけてほしいなと思います。共通の趣味を通じて出会いがあるかもしれません。たとえば、体を鍛えようと思ったジムで素敵な人と出会うかもしれないですし、今料理を習っている男性も増えているので、料理好きの人と出会うかもしれない。あとは、自分らしくいられる洋服を身につけたり、髪をきれいにしておくのもいいと思います。自分をいつ誰と出会ってもいい状態にして、いろいろなところに出向いてほしいなと思います」
(最初から読む)「ビビビッ!」は本当にあった!? 出会いのエピソード
プロフィール
矢沢心さん
1981年、東京都生まれ。2007年にK-1選手の魔裟斗氏と結婚、2012年に長女、2014年に次女を出産。2児のママとして仕事と子育てを両立し、女優、タレントとして幅広く活躍中。アスリートの妻として、ヘルシーレシピの研究も熱心。2009年4月22日に『矢沢心の 簡単&ヘルシー★レシピ』(INFASパブリケーションズ)が発売。2015年10月01日からは、夫婦初のレギュラーラジオ『笑顔のミナモト』(ニッポン放送)がスタート。また、11月28日に『妊活スタイル2016』(コスミック出版)が発売。
矢沢心オフィシャルブログ「コロコロこころ」
http://ameblo.jp/yazawa-shin/
※スカート 7,400円(ランダ)、ピアス 60,000円(トーカティブ)、その他スタイリスト私物
(取材・文:橋元理恵/マイナビウーマン編集部、撮影:宇高尚弘/HEADS、ヘア&メイク:八角恭/NUDE、スタイリスト:中井綾子)
※この記事は2015年12月13日に公開されたものです