じつはイタい! 一般人の「モデルごっこ」【イラストコラム】
デジタル機器の発達やSNSの流行により、「一億総カメラマン」なんてことが言われたり、プロとアマの垣根はわかりづらくなってきていますよね。
動画サイトから歌手デビュー、Twitterから作家デビュー、などなど、実際にシンデレラストーリーもごろごろしているわけですが、一方プロ集団の方では、「身近なこと」を売りにしたアイドルや読者モデルが人気だったり、なにかと手の届きそうで届かない絶妙な距離感が演出されがちです。
そんなことも関係してか、一般人までもがなんだか芸能人のような振る舞いをするようになってきているような?
髪を染めたこと、ネイルに行ったこと、オシャレなワンプレートランチに、なぞのパーティー、自分の行動(陽の部分)をいちいち報告することで「ステキなライフスタイル」をアピールしている「読モ風一般人」、あなたの周りにもいませんか?
リア充もやりすぎるとなんかバーチャルですよね。「本当のわたしはここにいない」って感じ。まぁ本人が満足しているのならよいのですが。
個人的には、「ステキなライフスタイル」アピールの「読モ風一般人」にもざわっとはしますが、それよりも「自然派ゴリ押し輝く人生見つけちゃおう系」のほうが苦手です。
「頑張る」を「顔晴る」とか書いちゃう感じの……ファストフードは悪だ! みたいな記事ばんばんシェアしちゃう感じの……なぞのパーティー開いちゃう感じの……全体的に自己啓発めいている感じの……。
彼らがすきでやっている分にはいいんですが、ひとたび圧力めいたものを感じるとウワァってなってしまいます。
自己アピールもほどほどに、ですね。
そしてわかったこと、怪しい人は大体パーティーを開く……。気をつけよう。
文・イラスト MARI MARI MARCH(マリマリマーチ)/OFFICE-SANGA
※この記事は2015年08月31日に公開されたものです