お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

いつになったら父親らしくなるの?パパスイッチをONにするプロセス

斉田直世/CaSy

みなさんこんにちは、作家・イラストレーターの斉田直世です!

家事力UP! 夫をヤル気にさせる一言

赤ちゃんが生まれたら、しっかりしてくれると思っていたのに、いつまでも独身時代と変わらぬ生活を続ける旦那……「一体、いつになったら父親らしくなるの?」という嘆きの声や、「旦那は大きな子どもだと思ってる」という諦めの声を、周りのママたちからよく聞きます。

つわり、胎動、出産、授乳というプロセスを経て母親になる女性に対し、男性には体感がありません。父親の自覚が芽生えるのに時間がかかってしまうのは、ある意味、仕方のないことと言えるでしょう。というわけで今回は、男性の「パパスイッチ」をONにするプロセスをご紹介したいと思います。

そもそも「父親」になるのが遅い

妊娠中から、赤ちゃんの存在を体に感じる女性に対し、男性は、「ある日突然、小さい人間が家に現れた!」という感覚。添い寝や沐浴を手伝ったり、一緒にベビーグッズを選んだり、立ち会い出産を経験したりするうちに、父親の自覚が芽生えることが多いようです。産後、ママの体が思い通りにならず、「あれして、これして」という甘えがきくうちに、パパにも体を使って、子どもの世話をしてもらうことが大切です。

家に帰ったらリラックスモード

男にとって、外での仕事は「戦闘態勢」ですから、家に帰ったらリラックスモードで、ぼーっとしていたい、というのが本音。その欲求を無視して、父親の役割を次から次へと押しつけては、誰でも嫌になってしまいます。また、男性は、同時に複数のことをこなすのが苦手ですから、指示はひとつずつが鉄則。「沐浴セットは脱衣所に用意してあるから、17時までにお風呂に入れてもらっていいかな?」など、明確なリミットとゴールを伝え、リラックスできる時間も持たせてあげてください。

昔ながらの価値観なのかも

「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という、昔ながらの価値観の男性も少なからず存在します。これは、年齢だけでなく、自分が育ってきた環境や両親との関係が影響するようす。共働き家庭が増えてきたいま、夫婦で共に働き共に育てるスタイルは、スタンダードになりつつありますが、もし、あなたの夫が、「父親は、お金を稼いでくれば十分だ」という考え方だとしたら、自発的に子どもの世話をしてくれる可能性は低め。この場合は、ママが上手く操作して、パパとしてのやりがいや楽しさを感じさせることが必要です。

やりがいを感じさせる

パパが積極的に育児に関わると、子どもの興味や関心が広がり、ママには精神的余裕が生まれ、子育てに前向きになれるということを、分かりやすく伝えましょう。ときには、子どもを巻き込み、「パパがあやすと、すごく楽しそう~」「パパが抱っこすると、すぐ寝てくれる」「仕事も育児もできちゃうパパ、かっこいい~」なんて上手く乗せると、「そうか~?」と満更でもない顔をして、パパ業を楽しんでくれるようになるはずです。

おわりに

パパスイッチがONになるきっかけは人それぞれです。育児に関心のなかった夫が、ママの入院をきっかけに、子育てを一手に引き受けることになり、パパとして目覚めた! というのも、よくあること。核家族が進むいま、子育ての苦楽を共にするパートナーが家にいてくれるのは、とても心強いですよね。ときには、スイッチをいれる手助けをしながら、一緒に子育てを楽しんでください。

(斉田直世/家事代行Casy)

※この記事は2015年01月23日に公開されたものです

斉田直世/CaSy

作家・イラストレーター。作家雑誌や広告でイラストを描く傍ら、在学中に発表した『現役女子大生キャバ嬢が教える ちょいモテ男になる技術』(2005年幻冬舎刊)にて作家デビュー。お水経験を活かしたエピソードと、男女へのリサーチから導き出された恋愛テクを武器に、作家としての才能も発揮。各メディアで「恋愛アドバイザー」としても活躍。2006年に結婚・出産し、一児の母でもある。著書多数。家事代行CaSyなどで記事執筆中。

この著者の記事一覧 

SHARE