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お願いごとをしたいなら「意向打診型」のコミュニケーション術で相手の心をくすぐれ!

人にお願い事を聞いて欲しいときには、その伝え方も重要だとご存じですか? 「これやれよ」よりも「これやってよ」が有効なのは周知の事実ですが、実はもっと有効な方法もあるのです。会社でもデートでも実践できる「意向打診型」のコミュニケーション術を紹介します。

【頼み事を通したい!小さな依頼で大きな依頼を勝ち取る方法】

単純依頼の種類は10種類!

口で人に何かを依頼するときには、様々な言い方があります。「やれよ」という命令型や「やってください」という依頼型が有名ですが、この他にも8種類、合計でなんと10種類もの言い方が存在するのです。まずはその種類を紹介しましょう。

「○○をやらないのか!」と相手を責めるのが不履行非難型、「やってくれる?」と伺いを立てるのが意向打診型、「やってほしいんだけど……」という願望型、「○○やれるかな?」という提案型、「○○やるよ」と自身の行動を示すのが話し手行動型、「○○をちょっとだけやっちゃうよ」という話し手事情型、「○○はもういい?

」という受け手事情型、ここに先ほどの命令型と依頼型を合わせて10種類が基本です。そして、相手にお願い事を聞いて欲しいときに使うべきなのが「○○をやってくれる?」という意向打診型なのです。

相手の「意向」を聞く言葉

自分のお願い事が、相手の負担になることが分かっている場合、もしも「○○やれよ」という命令形や「やってください」と依頼型で伝えると、相手の反感を買う可能性があります。相手が「はい」としか言えない立場であっても、心の中では「どうして自分が!?」と思っている可能性も。

その点「意向打診型」はその名前のとおり、まず相手の「意向」に背かないかどうか、「打診」するという言い方になります。たとえ相手が「はい」と言うしかない立場であっても、「まず自分の意見を尊重してくれた」と感じやすい言葉遣いなのです。

こんな気持ちを敏感に感じ取った相手は、素直に「はいわかりました」と言ってくれる可能性も高くなります。

意向打診型を使うのはこんなとき!

こうした「意向打診型」が多く使われるのは、「1:大変な仕事であることがわかっているとき」「2:あまり親しくない相手に頼みごとをしなくてはならないとき」だと言われています。「自分の意向を確認してくれる」=「自分のことを考えてくれている」という気持ちから、断りづらい状況を作るのですね。

自分がお願い事をするときには、こんなコミュニケーション術を存分に活用したいもの。反面、あまり仲良くない人から、意向打診型でお願い事を持ちかけられたら……それはかなり大変なお願いなのだと、覚悟したほうが良いのかもしれません。

仕事でもデートでも、お願いを聞いて欲しいならば「コレ、買ってくれる?」「検討していただけますか?」と、意向打診型を活用しましょう! こんな言い方が習慣になるよう、練習を積んでみてくださいね。

※この記事は2015年01月14日に公開されたものです

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