【相談は踊る】クリスマス前の「駆け込み彼氏」が不毛なワケ

作詞家、コラムニスト、そして“未婚のプロ”ジェーン・スーがパーソナリティを務める週末お悩み解消系ラジオ「相談は踊る」（TBSラジオ）。同番組では、マイナビウーマンとのコラボ企画「お悩みガールズ白書」を実施中。今回は、2014年12月13日（土）に放送された「お悩みガールズ白書」の内容をご紹介。ゲストはTBSアナウンサーの堀井美香さん。クリスマスシーズンならではの、今回のお悩みとは？

ジェーン・スー（写真左）と堀井美香（写真右）

恋人がいないと、イベントには行きづらいかも

ジェーン・スー（以下、ジェーン）　けっこうな割合の人が「焦りはもう感じません」ってことみたいなんですね。ホントその通りで、あるときから「クリスマスに恋人がいないこと」なんて、別にどうでもよくなってきませんか？

堀井美香（以下、堀井）　そうですね。私も、別にクリスマスに恋人がいないことに対して、高校のときも大学のときも何も感じませんでしたよ。

ジェーン　本当～？

堀井　本当ですよ！　スーさんは、クリスマスに恋人がいないことについて何か感じましたか？　「さみしい」とか。

ジェーン　「さみしい」はなかったけれど、イベントに行くのに何か……こう「なにかが足りない！」みたいな感じはありましたね。イルミネーションにしろ遊園地にしろ、クリスマスのイベントって、カップルのほうが参加しやすいものが多いじゃないですか

堀井　そうですね。でも、今ひとりで参加できる「クリスマス合コン」みたいなものもたくさんあるみたいですからね。

ジェーン　え、そうなの？　“さびしんぼうナイト”的なものがあるんだ（笑）

堀井　うん（笑）

あわてて彼氏を作っても意味ナシ！

ジェーン　今回のアンケートで「焦りを感じる」派の意見としては、ある程度予想通りですね。「街はカップルでいっぱいで、ひとりだと寂しいから」という26歳、大阪府の方とか、「寒くて寄り添っているカップルが増えるから」という28歳・神奈川県の方とかの意見。

やっぱり、他人を見て、「あぁ～私も、こういうカップルになって、こういうクリスマスを十二分にエンジョイしたい」みたいなことを感じるわけですな。こう思ってしまう気持ちはよくわかる。だって、まわりがさ、企業がさ、仕掛けているんだもん！　「恋人を作って消費しろ～消費しろ～」って。だから、そう思って当たり前。仕方がないんですよ。

堀井　そうそう。

ジェーン　んで、逆に、彼氏がいなくても「焦らない」派の意見がどっしりしていていいですよ。

「もうこの年になると、なんとも思わなくなる」という28歳・北海道の方。その気持ち、わかります。あとは、「仕事が忙しすぎて、それどころではない」という33歳・山梨県の方。本当だよね。25日は仕事だっつーの！

そして、25歳・東京都の方。いいですねー、こういう回答。「なぜクリスマス＝彼氏、になるのかがわかりません。本来クリスマスは家族と過ごすものです」っていう。

堀井　ガチな回答ですね。

ジェーン　あとは、こんな人も。「クリスマスに彼氏がいたことがないので、慣れている」という29歳・富山県の方。私は、この人になんて声をかけてあげればいいのか……。

でも、クリスマスに彼がいなくたってさ、もういい加減、庶民はだまされないぞって感じですよね。

堀井　そうですね。クリスマスなんてあっというまに過ぎますからね。すぐ正月になりますから（笑）。

ジェーン　うん。それにさ、「クリスマスドーピング」みたいなのをやっても、絶対どうしようもない奴としかやっぱり付き合えないもん。

堀井　あ～、たしかに。

ジェーン　私のまわりにもいたよ。クリスマスプレゼントを男からほしいっていうだけで、“その場限りの彼氏”的な人を作っていたけれど、まぁ……続くわけがないですよね。

（マイナビウーマン編集部）

※この記事は2014年12月24日に公開されたものです

ジェーン・スー

東京生まれ東京育ちの日本人。作詞家、ラジオパーソナリティ、コラムニスト。音楽クリエイター集団agehaspringsでの作詞家としての活動に加え、ラジオ番組、テレビ番組など幅広く活動中。TBSラジオ「週末お悩み解消系ラジオ ジェーン・スー 相談は踊る」が現在毎週土曜、生放送中。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』（ポプラ社刊）、『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』（幻冬舎刊）、ラジオ『相談は踊る』の書籍版『ジェーン・スー 相談は踊る』（ポプラ社刊）。

『ジェーン・スー 相談は踊る』
http://www.tbsradio.jp/sd/

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