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流行はいいのでほんとのこと教えてっ! 栄養士に聞いた「太りにくいからだ」を作るダイエット

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■過酷なダイエットはNG! まずは体質改善を!

最近さまざまなダイエットを耳にします。中にはとても過酷な内容のものもあり、どれを取り入れたらいいのかわからないという方も多いでしょう。

「痩せる」にはまず太りにくい体を作り上げていくことが大切です。いきなり無理なダイエットをすると体調を崩したり、あとからリバウンドをしてしまい逆に体重が増えてしまったという結果を招きやすくなります。時間はかかりますが、体質を変えることで減らした体重を維持しやすくなります。

■どんなことに気をつければいいの?

まずひとつめのポイントは朝食です。朝食を抜いてしまうと体は前日の夜から飢餓状態なので次に食べる食事でなるべくエネルギーを蓄えようと働き、脂肪のつきやすい体になってしまいます。ポイントは糖分を適度に取ること。糖分は体の重要なエネルギー源、車でいえばガソリンです。朝早く起きてしっかりごはんやパンなどの糖質を取ることで脳への活力となり一日のスタートとなります。

多忙で食べる時間がないときは野菜ジュースやスムージーなどでもよいので糖分を取るよう心がけましょう。野菜ジュースには繊維質も多いので空腹を和らげてくれる働きもあります。

次にたんぱく質の取り方です。筋肉を作る栄養素はたんぱく質。良質なたんぱく質を食べることで体内の筋肉量を増やし、太りにくい体を作ります。肉・魚・卵・豆製品などたんぱく質の豊富な食材はたくさんありますが、肉を食べるときには赤身の脂肪の少ない部位を選ぶことをおすすめします。低カロリーで高タンパク、赤身の肉には鉄分も豊富です。

最後に夕食の時間です。食事をすると血液中に糖、脂肪酸が増えます。就寝中は身体がもっともエネルギーを必要としない状態のため摂取した栄養素があまり消費されません。寝る直前に食事をすると、消化管で栄養素の吸収が促進され肥満の原因になります。就寝の4時間前には食事を終わらせましょう。

■焦らず長いスパンで行うのが成功の鍵!

何事も継続は力なりです。成果はすぐには表れないでしょうが確実に体質は変わっていきます。日頃から野菜や海藻・きのこなどのビタミン・ミネラルを取り入れることで体の内面から健康的で若々しくいられることでしょう。規則正しい生活、適度な運動、バランスのいい食事という要素が体質改善にはとても大切なのです。

(38歳女性管理栄養士/Doctors Me)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2014年12月14日に公開されたものです

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