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女性が働きやすい環境への変化を感じているのはわずか2割

日本国内が将来女性にとって働きやすい環境になっていくという「変化」を現在感じているか(n=1,000) 単位:%

楽天リサーチは、楽天リサーチに登録しているモニター約230万人の中から、全国の20代~60代の男女1,000人を対象に、女性の働き方に関するインターネット調査を実施した。

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■女性にとっての働きやすさへの「変化を感じる」は2割
日本が将来女性にとって働きやすい環境になっていく「変化」を現在感じているかどうかを聞くと、41.3%が「感じていない」、36.2%が「どちらとも言えない」と回答し、「感じている」との回答が22.5%と、全体のわずか約2割にとどまる結果となった。変化を感じていると回答した人にその内容を聞くと、「育児休暇からの円滑な職場復帰に向けた支援」「女性管理職の登用の増加」「短時間勤務、パートやアルバイトなどの勤務体系の柔軟性」の順となった。

■当事者である女性の方が変化を感じていない
男女で回答を比較すると、当事者である女性の方が変化を「感じていない」とする割合が46.4%、男性では36.2%と、10ポイント以上高い結果となり、意識の差が現れる結果となった。また、結婚や育児などの人生のライフステージを迎える機会が多い20代・30代・40代の女性が平均52.0%と、他の年代より平均して15.3ポイントも変化を感じていない結果となった。一方で、60代男性の4割近くは「変化を感じる」と回答し、その内容としては「育児休暇からの円滑な職場復帰に向けた支援」が最も多かった。

日本国内が将来女性にとって働きやすい環境になっていくという「変化」を現在感じているか (全体:n=1000、男性:n=500、女性:n=500) 単位:%

■女性が考える働きにくさのネックは「人間関係」
現在勤めている職場が「女性にとって『働きにくい』と思うか」を男女ともに聞いたところ、「働きにくい/働きにくそう」といった回答の割合は22.3%、「働きやすい/働きやすそう」は48.2%となった。「働きにくい/働きにくそう」と回答した理由では、「業務内容への不満(15.9%)」が最も多く、「職場での人間関係への不満(11.5%)」、「短時間勤務、パートやアルバイトなどの勤務体系が柔軟ではない(10.8%)」が続いた。男女別でみると「職場での人間関係への不満」、「同僚の理解・協力が少ない」の項目は女性が多く、一方男性では、「業務内容への不満」、「女性管理職の登用が少ない」、「短時間勤務、パートやアルバイトなどの勤務体系が柔軟ではない」が多かった。

現在勤めている会社は女性にとって「働きにくい」と思うか (全体:n=705、男性:n=417、女性:n=288) 単位:%

■女性が考える職場で活躍するために重要な事は「勤務体系」
女性が職場で活躍し続けるために最も重要だと思うことを男女ともに聞くと「育児休暇からの円滑な職場復帰に向けた支援」との回答が最も多かった。男女別でみると、女性は「短時間勤務、パートやアルバイトなどの勤務体系の柔軟性(19.4%)」を求める声が多い一方で、男性は8.0%と低い結果となった。「業務内容」については、男性が12.4%と女性より4.6ポイント高く、ここでも男女間での意識の差が見られた。

女性が職場で活躍し続けるために最も重要なこと (全体:n=1000、男性:n=500、女性:n=500) 単位:%

※この記事は2014年12月02日に公開されたものです

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