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カビは弱アルカリ性が苦手―弱アルカリの重曹を使って衣類の洗濯と洗濯槽の掃除を同時にする!

洗濯は頻繁に行うものの、洗濯槽の掃除はまれという人は多いはず。これを日々の洗濯時に一緒にキレイにできれば清潔をいつもたもてますよね。そこで今回は、重曹を使って効率よく洗濯と洗濯槽の掃除を行う方法をご紹介しましょう。

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重曹の洗浄能力はどれくらい?

通常洗濯には液体や粉末状のアルカリ性洗剤が使われます。pHが9.0から10.5までのものが洗濯に最も適しているといわれており、衣類に付いたニオイや汚れをキレイにしてくれるのです。一方で重曹はpH8.2の弱アルカリ性のため、通常の洗濯用洗剤に比べれば洗浄能力は低め。

そのため重曹を洗濯用洗剤の代わりとして使うのにはあまり効果がないですが、絹やウールなどの繊細な衣類用の洗剤には繊維をいためないように重曹が含まれているのです。このことから、通常の洗濯時に重曹を少量加えることで、衣類をいためずに長持ちさせることが可能となるのです。

カビは弱アルカリ性が苦手

洗濯槽内部についてしまうカビとりにはさまざまな専用掃除グッズが売られていますが、繁殖をおさえるには弱アルカリ性の環境を保つことが良いと考えられています。重曹は弱アルカリ性ですから、洗濯のたびに使えば常にカビのはえづらい環境を保つことができ、強い合成洗剤を何度も使う必要がないため衣類にも環境にも優しいのです。

しかし既にカビがたまった状態で重曹を使った洗濯をしても意味がありませんから、まずはカビをキレイに掃除しましょう。まずは洗濯槽にぬるめのお湯を最大容量まで入れたのち、100gの重曹を入れて「洗い」モードを洗濯。

このとき排水はせずに、水を2時間から3時間ほど洗濯槽にためた状態で放置しておきましょう。その後は通常モードで一度動かすことで、中にたまったカビがとれてキレイになります。場合によっては終了後、洗濯槽の下にゴミがたまっていることがありますので、乾く前にふき取っておきましょう。

洗濯槽との相性も大事

洗濯機の一部では、重曹を使った洗濯を推奨していない場合もあるので、まずは取扱説明書などで確認を。問題がなければ、いつもの洗濯洗剤に少量の重曹を加えて日々の洗濯を行うといいでしょう。

カビの繁殖しやすい梅雨時期などは、特に洗濯槽や洗濯物の雑菌が気になってしまうはず。重曹を使った洗濯を試して、ぜひカビ知らずの清潔な状態を保ってみてくださいね。

※この記事は2014年11月26日に公開されたものです

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