ほうれん草の間違った保存法
食費をいかに抑えるか、それは家計管理における最大の関心事の一つです。ほうれん草をたくさん買ってしまったけれど、使い切れなくて干からびさせた経験は誰しもあるのではないでしょうか。ほうれん草の保存に関する豆知識、役立つ事実を紹介します。
【美味しくて保存がきいて美肌効果が高い野菜5つの保存法】
水につける→よく拭いて→袋に入れて保存
簡単な方法は、まず買ってきたほうれん草を5分程度水につけます。そして水気を拭き取り、袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。こうすることで、生のままだと2日程度しか保たないほうれん草が、2倍以上の期間長持ちします。
濡らした新聞紙にくるむなどでも多少の効果はあります。冷蔵庫に入れる際には、袋の口を2~3cm開けておきましょう。この方法は、他の葉物野菜にも使えます。
買った野菜はカラカラに乾燥している
ほうれん草をはじめ葉物野菜は、収穫されてから水分がどんどん失われていきます。スーパーで買った時点では、見た目以上にカラカラに乾燥した状態なのです。そのまま冷蔵庫に直行させれば庫内の冷気が当たり、水分不足が進みやすく、すぐに傷んでしまうのです。
買ってすぐに水につけることで、根元の毛細管現象により水分を吸収します。長期間鮮度を保っていられる程度の水分をため込むことができるのです。保存の際、袋の中の水分を蒸発させないことは大事ですが、ほうれん草の呼吸により放出される二酸化炭素は逃がしてやる必要があります。
このため、袋の口はぴったりと閉じずに少し開けておきましょう。
ほうれん草の保存アレコレ
ほうれん草は、緑色が濃く鮮やかで、厚みのあるものを選びましょう。袋入りのものは、水につけた後の保存にもその袋を使うことをおすすめします。野菜が詰められている袋には、曇り防止だけでなく鮮度維持の効果があるのです。
冷蔵庫での保存は、育った環境に近い状態にしてあげるのが良いとされているため、できるだけ立てて保存しましょう。立ててあると保存に良いだけでなく、一目で庫内の在庫が判別できるため、使い忘れを防ぐこともできます。
いかがでしょうか。「へぇ」と思うものがあったのではないでしょうか。ほんの一手間で、ほうれん草が長持ちするのです。食卓のバリエーションも豊かになるし、安売りでまとめ買いができるため、楽しく節約することにつながりますよ。
※この記事は2014年11月26日に公開されたものです