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昔の情緒たっぷり!オススメ宿場町8選「大内宿」「妻籠宿」

最近注目されているのが、宿場町の観光。江戸時代に街道途中の宿泊場所として整備された宿場町は、今でも古い町並みが残されており、昔の情緒がたっぷり。落ち着いた雰囲気で、のんびりと癒やされます。今回は、そんな日本各地の「宿場町」を紹介します。

●大内宿(おおうちじゅく)

福島県南会津郡下郷町にある宿場。現在も茅葺き(かやぶき)民家が並び、道路も舗装されていない土の道。かつての面影をそのまま感じることができます。大内宿観光協会によると、年間120万人もの観光客が訪れるそうです。

大内宿と温泉地を結ぶバスも運行されているので、温泉旅行のついでに寄ってみるのもいいかもしれません。

●妻籠宿(つまごじゅく)

長野県木曽郡南木曽町にある、江戸時代に制定された五街道の一つ「中山道」の42番目の宿場町です。長野県でも有数の観光地で、毎年多くの人が訪れます。1995年に復元された「妻籠宿本陣」や、博物館施設として公開されている重要文化財の脇本陣奥谷など、見どころもたくさんあります。

●奈良井宿(ならいじゅく)

こちらも妻籠宿と同じく、中山道の宿場です。長野県塩尻市にあり、木曽地域にある宿場「木曽十一宿」の中では最も標高の高い場所に位置します。かつては「奈良井千軒」と呼ばれるほどにぎわった宿場で、現在もその面影が残されています。

名産の「木曽漆器」はお土産物として人気です。

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●関宿(せきじゅく)

三重県亀山市にある、「東海道五十三次」の47番目の宿場町。関宿を代表する旅籠(はたご)だった『会津屋』は、現在では旅の休憩所として多くの人が訪れます。鐘楼が重要文化財に指定されている「関地蔵院」も見どころ。

また、銀行施設が宿場町の景観に配慮したデザインになっているのも面白いところです。

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●熊川宿(くまがわじゅく)

鯖街道の名称でも知られる旧若狭街道にある宿場です。福井県三方上中郡にあり、宿場町の中を流れる水路「前川」が特徴。この前川は平成の名水百選にも選ばれています。1998年には80年間催されていなかった「てっせん踊り」が復活。

毎年10月に行われます。道の駅も併設されているので、旅の休憩にぴったりですね。

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●平福(ひらふく)

兵庫県佐用郡佐用町にある旧宿場町です。街道沿いの町並みや城跡などが今でも残っており、歴史的環境保存条例の保存区域として指定されています。川沿いに並ぶ白壁の川屋敷は時代劇の撮影に使われることも多いそうです。

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●室津(むろつ)

兵庫県の西側に位置するたつの市には、室津という1300年の歴史を誇る港町があります。奈良時代に開港し、江戸時代には宿場町として栄えました。今でもノスタルジックな街並みが残っています。また、谷崎潤一郎などの文豪が、室津を作品の舞台として選んでいることもあり、文豪が愛した町としても知られています。

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●智頭宿(ちずしゅく)

鳥取県八頭郡智頭町にある旧宿場町です。因幡街道と備前街道という大きな道が合流する場所にあり、江戸時代には大きく栄えました。近代和風建築物として知られる重要文化財の石谷家住宅や、美しい紅葉が有名な諏訪神社などがあります。

秋冬の山々と昔の山村が織り成す風景は見ものです。

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まとめ

日本各地には、こうしたかつての宿場町があります。宿泊施設も整っている場所なら、そこに宿泊するのもいいですし、旅の途中に休憩がてらに寄ってみるのもいいですね。古きよき日本の光景がそこにありますよ。

(中田ボンベ@dcp)

※この記事は2014年11月17日に公開されたものです

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