意外と知られていない、世界一周航空券がオトクな話
「世界一周航空券」……この文字を見ただけでワクワクしちゃうステキな響きの航空券の存在を知っていましたか? その名の通り世界一周ができちゃう航空券なのですが、ウィキペディアによれば「出発地となる空港から発って地球を一周し、再び出発地に戻るまでの複数枚の航空券をセットにして販売するもの」のこと(出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/世界一周航空券)。セットと言っても、回数券のようなものではなく、全ルートの搭乗便と日付を決めて、Eチケットとして発券するものです。
でも世界一周航空券なんて、なんだか難しそうだし、高そう。というより、自分には手が届かなそう……と感じる人もいるかもしれないですよね。
いえいえ、楽に安全にぐるっと世界一周したいなら、こんなにオトクで便利なものはないのです!
■ビジネスクラスのコスパがいい理由
私が2013年にJALも加盟しているワンワールド系列のビジネスクラスの世界一周航空券で旅をしたときは、ビジネスクラスに16回乗り(一部ビジネスが無い区間はエコノミーでしたが)、76万円の航空券代にサーチャージ込みで、95万円ほどで済みました。
100万円近いと聞くと一瞬「高い!」と思うかもしれません。でもJALだとロンドン往復のビジネスクラス普通運賃が105万円ですし、南米12日間のツアーパックもだいたい50万円以上かかったりします。そんな風に比べるとこの世界一周航空券の、特にビジネスクラスのコストパフォーマンスがいかに高いかがわかると思います。世界各国の航空会社のビジネスクラスに16回も乗れて、空港のビジネスクラスラウンジも利用できて、なおかつマイルもものすごく貯まります。なんと一回ビジネスクラスで世界一周すれば、ヨーロッパ往復と近場のアジア往復ができるくらいのマイルまで貯まっちゃいます。
もし世界一周航空券を使って旅行するのであれば、エコノミークラスだと50万円程度になるのにちょっとお金を貯めてプラスして、ビジネスクラスにしちゃうことを私はオススメしたいです。座席はフルフラットになるのでぐっすり眠れて飛行機移動の疲れもつゆ知らず、おいしいワインも飲み放題で機内サービスは格段によく、毎回飛行機に乗るのが楽しみでした。世界一周旅行が何倍も楽しくなることまちがいありません。
■世界一周航空券のルール
ちなみに、世界一周航空券の大まかなルールはこんな感じ。
・太平洋と大西洋を各1回ずつ横断し出発地に戻る
・横方向の大陸間逆行は不可
・有効期限は1年間
世界一周航空券は各航空会社のアライアンスによって細かいルールがありますので、「世界一周航空券」で検索をして調べたり、本を買って勉強してみたり、専門の旅行代理店に相談するのもいいと思いますよ。
世界一周なんて夢のまた夢……と思っていた人も、このチケットの存在を知っただけで「いつか行けるかも!」と人生の楽しみが増えた気がしてきませんか?
(mayumine)
※この記事は2014年10月29日に公開されたものです