お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

買い物するときは無言がいいかも―要らないものまで買わないために知っておきたい心理誘導

日ごろから余計なものまで買わないようにしようと思っていても、いざ買い物に行くとついいろいろと買ってしまう……こんな経験、あなたにも一度や二度あるのではないでしょうか。今回はそんな経験に悩む人にこそ知ってもらいたい、とある心理についてご紹介しましょう。

【相手との距離を縮める恋愛心理テク「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」】

買ってしまう理由は「一貫性の原理」が関係

「一貫性の原理」とは人間の心理のひとつです。人間は自分の行動や発言に対して一貫性を持ちたいという心理があるため、それを否定するかのようなことがしづらくなるのです。たとえば、とある服を試着したあとにそれを購入する、試食をしたあとにその商品を購入する、手にとって一度カゴに入れたら戻すことなく購入するなどといったことを買い物時に行う人は多いはず。

自分が一度思ったことや口にしたことを後々否定するのはこの心理に反してしまうため、ついつい要らないものを買ってしまう傾向にあるのです。

マーケティングにおいて欠かせない「心理誘導」

「心理誘導」とは、強制されているにもかかわらず、自分の意思でそれを選んだように誘導される行為のことを言います。マーケティングにおいては、これを使って「一貫性の原理」につなげていくと、どんどんと相手が買い物をしてくれるようになるわけです。

このときの「心理誘導」はそのときの状況などが強く影響しているため一過性となり、買ったあとふと冷静に考えることで要らないものだったと後悔してしまうことが多いもの。そのため買い物の際には、まわりの意見やたくみなキャッチコピーに惑わされず無言でじっと考え、どれだけ自分の意思を保つことができるかがカギとなります。

手に取る前に「考える癖」をつけよう

「心理誘導」と「一貫性の原理」に影響されやすい人は、買うときに冷静な判断ができていない可能性があります。不要な買い物をふせぐためには、手に取る前に本当に要るものなのか「考える癖」をつけましょう。そのときは余計な考えをしないようにあくまで無言でまわりの声はシャットアウト! ネットショッピングなど文字情報で誘惑が多いなら、目をつぶって考えるのも良いでしょう。

ついつい物をいろいろ買ってしまうという人は、ちょっとしたコツでそれをおさえることができます。ぜひ次回の買い物の際には、これら心理を思い出し、よく考えてから購入するようにしてみてくださいね。

※この記事は2014年10月14日に公開されたものです

SHARE