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スマホの画面は大型化傾向に。壊れていても簡単に修理できない「2年縛り」問題

トレンド総研は、事前調査において「過去にスマートフォンの画面が割れた経験がある」と回答した20~49歳のスマートフォンユーザー男女500名に限定して「スマートフォンの使用実態」に関する意識調査を行った。

●変えたくても変えられない悩みとは
「現在使用しているスマートフォンの端末の状態」について質問したところ、「バッテリーの持ちが悪い」38%、「本体に細かい傷がついている」30%という回答に続いて、「ディスプレイに細かい傷がついている」17%、「ディスプレイにひびが入っている」14%という画面(ディスプレイ)に関する不満という結果になった。さらに「本体に大きな傷がついている(もしくは、割れた状態である)」という状態も1割程度いるが、修理せずに使用している。

不満を持っていながら使い続ける理由としては、「“2年縛り”※の契約をしているから」「家族で“2年縛り”の契約をしており、同じタイミングで変更しないと違約金がかかってしまうから」という使用中のスマートフォンの契約が終了していないからという声が多かった。その他には「保証に入っていなかったので、修理代が高いから」「保証の範囲内の修理を2か月前に利用したばかりで、修理代が高くなってしまうから」というような修理代を理由にしたものもあった。
※2年間の契約を条件とした基本料金や端末料金の割引制度。

●利用されていない保証プラン
画面が割れてしまうなどの破損に備えて、通信キャリア、もしくは、メーカーの保証プランに加入しているかどうかについて調査したところ、通信キャリアの有償保証プランには38%、無償プランには38%、端末メーカーの有償保証プランには19%、無償プランには27%と3割程度という結果だった。「各保証プランに加入しているかどうかすら把握していない」という人も2割程度存在する。

「金銭面や現状の契約内容などの制約条件がなかったとしたら、スマートフォンの端末を変えたい」と感じている人は66%と約7割が、“2年縛り”の契約や修理代金の高さから破損したスマホを使用しているという結果が解った。

※この記事は2014年10月07日に公開されたものです

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