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【ドラマウォッチ】人間関係や仕事に行き詰まったときに見ると元気が出る!? 『終電バイバイ』

女性こんにちは。テレビレビュアーの光里です。

恥ずかしながら、特にコレと言ったきっかけはないけれど、ときどきぼんやりと人間関係や仕事の先行きに不安を感じて、ちょっと悩んでしまうことがあるんですよね(苦笑)。そんなときに見て、元気が出たドラマが2013年の1月~3月に放送されていた『終電バイバイ』。

毎回ちがう駅で起こる、異なった10話分のストーリーを、全話、濱田岳さんが主人公、ストーリーテラー的な役割である「謎の案内人」を東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さんが演じた約30分のドラマです。ストーリーは終電を逃したあとに思いがけず出会った人などとの交流と通して、成長する主人公の様子をコメディタッチで描いたもの。

●注目ポイント1:レギュラー出演している役者陣の演技力がスゴイ!

主人公はどの話も異なるキャラクターなのに、濱田くんの演技が全話ピタッとハマってるんです。だからドラマのストーリーも毎回違和感なく頭にスーッと入ってくる。その演技力に注目して各話見てみるのはおもしろいと思います! また同じくレギュラー出演している谷中さん演じる「謎の案内人」は濱田くんと打って変わって毎度同じキャラクターですが(苦笑)、そのリズミカルな口調が見ていてなんだか心地いい。そして、回数が増すにつれ、谷中さんの存在感がアップ! それがストーリーのちょっとしたスパイスになってもいるので、そこも着目してほしいポイントです!

●注目ポイント2:いい意味で予想を裏切る展開が多い!?

どの話もなさそうでありそうなリアリティあるストーリーなのですが、細かい部分のストーリー展開が見ている側の予想をいい意味で裏切ることが多い印象。たとえば、「立川駅」の回では、終電を逃すまいと走っている集団かと思いきや、実はケイドロをしている集団だということがわかったり、終電を逃して仕方なく立ち寄った公園で出会ったアートと闘うおじさんは、いかにも絡まれたら面倒くさそうなムードを放っていたけど、話しかけられてコミュニケーションを取ってみたら、ちょっと仲よくなっちゃったり……。いい意味で視聴者の思惑をひっくり返す展開はぜひ楽しんでほしいところです。

●注目ポイント3:グッとくるセリフが出てくる!

私が悩んでいるときに見て、元気が出てきたのもこのドラマに出てきたセリフのおかげかと。たとえばある回で、偶然知り合った外国人観光客との会話に出てきた「あまり多くのことを知りすぎないのも幸せなのかも」というセリフだったり、また、転職しようかと悩んでいる青年が主人公の回で、上司が自分のことをそっと見守ってくれていることをようやく理解して、「自分は相手のことをわかろうとしないで、『相手は自分のことをわかってくれない』と突き放していた」と自分の気づきをボヤくセリフとか……。「ある! ある!」と心の中で大きく頷いておりました(笑)。見ている人の心をちょっと軽くしてくれたり、今抱えている悩みを解決できるヒントのような言葉が出てきたりするので、物語を追いかけているうちに主人公同様こちらも成長できたような、そんな気がしてくる点にも注目!

それにしても気のせいか、濱田くんがこのドラマで演じたキャラがどれも気が弱そうだったり、頼りなさ気な男子のような。たとえば、この夏放送していた『HERO』の宇野検事みたいな印象。たまには『3年B組金八先生』第7シリーズで演じていた、悪知恵が働くちょっと嫌な男バージョンの濱田くんをドラマで見たかったり……(笑)。

<プロフィール>
光里(ひかり)/テレビレビュアー。といいつつ、ドラマ、バラエティ番組以外に映画もウォッチングし、新旧問わずおもしろい作品を探し続けているライター。幼稚園児ながら、『にこにこぷん』よりも『夕やけニャンニャン』のほうが好きだった過去を持つ、アラサー女子。

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2014年10月06日に公開されたものです

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