いい事ばかり話す人の隠された本音とは?
あなたの周囲には、いい事ばかりを口にする人はいませんか? 「理想の人生を歩んでいるようで、羨ましい……けれど、人生って本当にそんなにうまくいくものなの?」と不思議に思ってしまうことも。こんな人の話は、本心からのものなのでしょうか。
こっそり本音を探ってみましょう。
【彼のお世辞から隠れた心理が分かる「同意するお世辞は、あなたに好かれたい」】
レモンは……甘い!?
心理学には「すっぱいぶどうの理論」というものが存在します。これは、ぶどうを手に入れられなかったキツネが登場する童話から名づけられたもの。どれだけ自分が頑張っても手に入れられないものを前にしたとき、人は心に強いストレスを抱きます。
これを緩和し、心を安定させるために、都合の良い理屈をつけてしまうのがこの理論なのです。
実はこれと似たような理論で、「甘いレモンの理論」というものも存在します。こちらは、「どれだけすっぱいレモンでも、自分の手元にある限りは『甘い』と思いこもうとする心理」です。自分が苦労して手に入れたものが、実は価値がないものだとわかったとき……やはり人は強いストレスを感じます。
これを避けるため、強引にでも「甘い」と思いこもうとするのです。
本心を隠している証拠かも……
もちろん人生は、いいことばかりで構成されているわけではありません。いいこともあれば悪いこともあるのが当然! それにも関わらずいいことばかりを口にするのは、相手の心に「甘いレモンの理論」が隠されているからかもしれません。
彼氏の自慢話ばかりをする人は、実は何らかの不満や不安を、彼氏に対して抱いている可能性もアリ。彼氏のいいところばかりを口にすることで、不安を打ち消そうとしているのです。お付き合いを始めたばかりのころは、ノロケが多くなるのは自然なことです。
しかし、いつまでたってもそれが変わらないなら、本当の気持ちを隠しているのかもしれません。あえて、「悪いところはないの?」と聞いてみると、彼女の反応から本音がうかがえそうですね。
今回ご紹介したような防御機能は、誰にでも備わっているものです。しかし、あまりにもいい事ばかりを話す人は、実は心の奥に本音を隠しているのかもしれません。信じすぎるのは、トラブルの元!? 程よい距離を保ってお付き合いをするのが良いのかも……!?
※この記事は2014年09月21日に公開されたものです