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声で相手の感情を読み取る方法

誰かと会話をするとき、あなたはどこから相手の感情を読み取っていますか? 最も頼りになるのは、目から入る情報、つまり「表情」ですが、実際に顔を合わせていない場合には活用できません。そんなときには、相手の声から感情を読み取ってしまいましょう! 声と感情の関係を紹介します。

【クレーム対応がメールだけでは危険な理由「感情が倍に」「証拠が残る」】

怒りの声

怒りを感じたとき、その怒りをわめき散らす方は、ある意味非常に分かりやすい存在です。しかし大人同士、特に仕事上の付き合いともなると、怒りを隠しながら相手と接することも多いことでしょう。しかし、相手の怒りに気づかずに話を進めてしまっては、後々大きなトラブルとなることも……。

声の調子から、相手の感情をきちんと把握しておく必要があります。人が怒りを感じながらも、それを隠そうとしているとき、声の調子は自然と低く、そして強くなります。いつもよりも低めの声で、きっぱりと物事を伝えてきたら、それは相手の感情に黄色信号が灯っている証拠です。

なだめ役に回りましょう。

興奮の声

次に紹介するのは、相手が興奮しているときの声です。興奮しているときには、人は高い声を出しがちです。何か嬉しいことがあり、興奮ではしゃいでいる人の姿を思い浮かべると、イメージがしやすいでしょう。ただし興奮は、悪い感情から発生することもあるものです。

先ほどまで「低くて強い怒りの声」で話していた人が、急に高い声を出すようになったら……。状況はかなり悪化していると考えられます。

緊張の声

商談や会議で、把握しておくと便利なのが、相手の緊張度です。相手が緊張していることがわかれば、それをほぐすこともできますし、逆に利用することもできるでしょう。緊張している人が出しがちな声は、興奮時と同じく「高い声」です。

しかし興奮しているときと比較すると、声に勢いはありません。震えているようなケースもあります。こんなときには、緊張に隠されている裏の意味を探りましょう。

安心の声

最後に紹介するのは、様々な場面で利用できる「安心の声」です。少し低めで、落ち着いたトーンの声がこれにあたります。感情が昂っている相手をなだめる効果が期待できるので、「怒りの声」や「興奮の声」を出している相手にも、効果的に使えるでしょう。

「怒る上司への謝罪」や「クレーム対応時」には、ぜひこの声を出すことを心掛けてみてください。安心感や信頼感を与え、良い結果に結び付けてくれるでしょう。

声には、様々な情報が隠されています。相手の話す内容だけではなく、相手の声にも注目してみることで、相手の感情を紐解くことができるのではないでしょうか。

※この記事は2014年09月15日に公開されたものです

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