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代表的な花火の形と軌道ってどんなの?

夏のこの時期の風物詩といえば「花火」です。すでにいくつもの花火大会に行ったという人もいるでしょう。では、打ち上げられる花火について、どんな形のものがどんな名前なのか、皆さんはご存じですか? 今回は、花火大会で打ち上げられる頻度の高い代表的な花火の名前と、その形をご紹介します。

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よく見るポピュラーな花火たち

●『菊』
球状に飛散した花火の星が、菊の花びらのように尾を引いた形のものです。花火大会で一番よく見るのが、恐らくこの「菊」の形のものでしょう。他にも、中心に別の色の「芯」を入れて二重、三重にも輪を作る「芯入り菊」などもあります。

●『冠菊』(かむろぎく)
菊の尾がより長く、ゆっくりと垂れていく花火を冠菊といいます。「しだれ柳」とも呼ばれているもので、花火大会のクライマックスなどに打ち上げられることが多い花火です。

●『牡丹』
先ほどの菊とは異なり、球状に飛散した星が尾を引かない花火が「牡丹」というタイプのものです。単色ではなく、中心の色の違う二重円のタイプが一般的です。

●『土星』
球状に飛散した花火の外側に、輪のような円を作る花火。その形が土星のようなので、こう呼ばれています。型物という、球状ではない形に開く花火の一つです。型物には、土星の他に蝶やハートの形のものがあります。

●『椰子』
椰子の木の葉のように、太い尾を引く星を八方に飛ばす花火です。この花火は昭和50年代に考案された、比較的新しい花火の形なのだそうです。

●『蜂』
花火の星がピューと四方八方に飛び散るのが「蜂」という花火です。確かに、勢い良く飛び散る星の動きは、蜂の巣をつついたときの騒ぎに似ていますね。

花火大会ではこうした花火が中心に打ち上げられています。ちなみに、よく聞く「スターマイン」というのは、花火の種類ではありません。複数の花火を連続して打ち上げる「形式」のことです。

花火大会に行った際は、ぜひこれを参考に、打ち上がった花火を識別してみてください。一気に「花火通」になれますよ!

(中田ボンベ@dcp)

※この記事は2014年09月09日に公開されたものです

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