15分1セットを基本にするとうまくいくことが多い―制限時間をつけることで集中できる

どうしても仕事に集中ができない!という人は多いはずです。しかし、あと30分で仕事を終わらせないと合コンに間に合わない!などと制限時間をつけると、あら不思議。ちゃんと時間通りに仕事が終わるのです。なぜこういうことが起きるのでしょう?
時間がたくさんあるから怠ける=集中できない
人間というものは堕落する生き物です。時間がたくさんあると考えると「まだまだ余裕よね」と仕事に集中できないものなのです。嫌な仕事は後回しにしたり、時間があるからとだらだら仕事をしがちです。しかし、「何時までにやらないと楽しいことができなくなる!」というシチュエーションになると、火事場の馬鹿力レベルの集中力を発揮することができるのです。
楽しみが待っていると分かれば、短い時間ならば集中力を出すことはだれでも可能なのです。
ご褒美付きならだれでも短時間集中できる
「何分間」もしくは「何時までに」という制限時間をつけることによって、緊張感が生まれ、人は集中できるようになるのです。この時間というのは、できるだけ短く区切ったほうがよく、15分1セットを基本にするとうまくいくことが多いようです。
ある程度時間がかかる仕事に対しては15分×3=45分を1セットにし、その後15分休憩をするというのを繰り返すと、効率よく仕事を進められます。
1セットが終わったら休憩することも重要です。こういう形で「自分にご褒美」を与えないと集中力を引き出す理由がつかず、時間を区切るだけでは集中できないことがあります。
あれもこれもと欲張っちゃダメ!
このときに注意すべきなのは、1セットに終わらせる仕事を1つだけにすることです。あれもこれも1セットに詰め込んでも非効率となり、全てが中途半端に終わる結果になってしまいます。
また、1セットの時間内に終わるかどうかぎりぎりの仕事量にしないと、終了時間が気になって逆に集中できなくなります。そうならないためにも、何を先にどのくらいまでやるか順番と時間を考え、それを黙々とこなすことが、効率よく仕事をこなすコツとなります。
この1セット=15分で仕事をこなす方法は、やらなきゃいけないと思いつつなかなか手を付けられなかった仕事を始めるきっかけにもなります。キッチンタイマーなどを使って15分だけ集中の癖をつけると、他の仕事も短時間で効率よくこなすようになれます。
できる女は時間の使い方も重要なのです。
※この記事は2014年08月31日に公開されたものです