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国民的RPGの『ドラゴンクエスト』シリーズ、日本版と北米(海外)版はどこが違ったの?

国民的RPGの『ドラゴンクエスト』シリーズ。日本だけでなく、海外でも発売されていますが、日本版と海外版では異なる要素がいくつもあります。例えばタイトル。日本ではもちろん『ドラゴンクエスト』ですが、北米(海外)版では版権の関係で『Dragon Warrior』というタイトルで発売されていました。

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今回は、こうした北米(海外)版との「違い」を紹介します。

パッケージに名前に、いろいろ違うぞ!

●パッケージがアメコミ調だった!
日本で発売されたドラゴンクエストのパッケージは、キャラクター・モンスターデザインを担当した漫画家の鳥山明氏のイラストでした。しかし、アメリカで発売された北米(海外)版の「I」~「IV」のパッケージには、アメコミ調の等身の高いキャラクターが描かれていました。

お国柄の違いというやつですね。

●「V」と「VI」が発売されていない!?
日本ではスーパーファミコン用ソフトとして発売された「V」と「VI」ですが、北米では発売されませんでした。「IV」が発売されてから9年後に「VII」が発売と、2作品飛んでいるのです。発売元のエニックスが、海外用スーパーファミコンである「SNES」のソフト発売に参加していなかったからだそうです。

後に、ニンテンドー3DS用にリメイクされた「V」と「VI」が発売されました。

●教会がない?
日本版のドラゴンクエストには、敵に倒されてしまった仲間の復活を行うための教会がありました。しかし、NES(日本でのファミコンに当たるゲーム機)用ソフトとして発売されたドラゴンクエストシリーズには、教会がありませんでした。

厳密にいうと、教会にある十字架が五芒星に変更され、教会という施設ではないものに変更されています。十字架は特定の宗教を連想されるものとして、変更されたのだそうです。

●倒されても棺桶に入らない!
日本版では、仲間が敵に倒されてしまうと棺桶に入っている状態になってしまいます。しかし、北米(海外)版では倒された仲間は透明なゾンビのような姿になってしまうだけで棺桶には入りません。これも宗教上の理由とされています。

●呪文の名前が違う!
北米(海外)版では、呪文の名前も変更されています。ホイミ、メラなどオリジナル性の高い名前は海外では通用しないのか、ホイミは「Heal」、メラは「Frizz」と変更になっています。面白いのはザメハという睡眠状態から回復させる魔法。

北米版では「Cock-a-doodle-doo」というニワトリの鳴き声になっています。

●ボイス付き!
ドラゴンクエストシリーズに登場するキャラクターには、音声はありません。ですが、2005年に北米で発売された『ドラゴンクエストVIII』には、シリーズで初めてキャラクターボイスが搭載されました。他にも、北米版の『ドラゴンクエストVII』では一部キャラクターの名前が変更されたり、戦闘シーンのサブ画面にキャラクターの顔が表示されるなど、さまざまな変更がされました。

日本版と北米(海外)版では、こうしたことが異なります。通販サイトなどで、北米(海外)版を入手することもできるので、気になる人はプレーしてみてはいかがですか? 英語の勉強にもなるかもしれませんよ?

(中田ボンベ@dcp)

※この記事は2014年08月27日に公開されたものです

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