野球選手がいつもガムをかんでいる、その理由とは?
メジャーリーグの選手がよくガムをかんでいるのを目にしますね。最近は、日本のプロ野球でも見かけるようになりました。試合中なのにガムをかむなんて……と思われる人も多いかと思います。では、なぜ野球選手がガムをかんでいるのでしょうか?その理由をご説明します。
ガムをかむことで冷静さを取り戻す
野球では、ボールを捕球する、盗塁をするなど、常に緊張した状態の中試合が行われます。もしも、緊張しっぱなしでプレーを続けたとしたら。小さなミスでも慌ててしまい、大きな失点へと繋がることもありプレーヤーの心身ともによくありません。
そこで、ガムをかむのです。咀嚼という行為は心臓の鼓動とリンクするので(リズム運動)、ゆっくりかむことで上昇した心拍数を低下させ、冷静に物事を判断できるようになります。これが、野球選手がガムをかんでいる理由のひとつです。
ガムをかむことでリラックス
近年では、ガムをかむとリラックス効果があるということがわかっています。かむという行為は顎だけでなく、その顎をはたらかせる脳の運動にもなります。そのため、ガムをかむ人とかまない人では、集中力の差が出ていることも明らかになっています。
イライラしたり、ボーッとしてしまうときにシュガーフリーのガムをかむことで、頭がさえてくる感覚を味わったことのある人もいるのでは?
職場でもガムをかもう
仕事中、ガムをもぐもぐしている姿は確かにみっともなく見えるかもしれません。しかし、ガムをかむことにより得られるものは、先述したようにたくさんあります。眠気覚ましのタブレットや栄養ドリンクと同じように、ガムも気持ちをリフレッシュさせるアイテムのひとつなのです。
職場でもガムをかむことで、みなさんが同じようにリラックスしたり、集中力を高めることができますね。ただし、仕事中はガムをかんではいけない職場もありますので、休憩時間などにガムをかむと良いでしょう。
作業中にガムをかむなんて集中してない証拠だ、なんて言われてしまいそうですが、実はそこに集中力を高める鍵が隠されています。ガムをかむことで得られるさまざまな利点をうまくいかして、雰囲気のいい職場を作ることができますよ。
※この記事は2014年08月10日に公開されたものです